【2024年7月15日】記事を追記しました
稲川淳二の怪談を整理する、怪談!稲川倉庫です。
昨年に引き続き、31年目の『MYSTERY NIGHT TOUR2023 稲川淳二の怪談ナイト 』に参加しましたのでのライブレポートをお届けします!
今回は私にとっては超地元、江戸川区総合文化センター。自宅から自転車で15分という好立地(笑)。
2023年公演が始まって3公演目ですが、この会場は首都圏の人気会場ではなくて、どうやら初めて使用する会場とのこと。座長によると初めての会場なのに売れるスピードが速かったそうで、真夏まで待てない淳二マニアが集った会場だったのかもしれないですね。
相変わらず客層は様々。昔からファンのような高齢夫婦や、YOASOBIのライブに行くような若いにーちゃん(隣に座った2人組が話しているのが聞こえたんです)もいて、特定の太客というよりも初めて/久しぶりに見に来るお客さんが多いように感じましたね。
そうそう、けっこうカップルで来ている人が多いですよね。でも、私みたいに一人できているオッサンオバサンもいますし、会場の雰囲気自体がすごく温かいので客層は気にしなくてもOKですよ。
長い長いツアーが始まったばかり。
これから公演を楽しみにしている方もたくさんいらっしゃいますから、ネタバレはしません。けど、少しお話のエッセンスだけを紹介しようと思います。
読み進めていただける方は、その点ご留意くださいね。
ツアー日程はこちら↓
『MYSTERY NIGHT TOUR2023 稲川淳二の怪談ナイト 』2023年7月15日江戸川区総合文化センター
本公演、超満員の会場で語られたお話は4つ。
どの会場でも同じお話かは分からないですけど、昨年は5話ありましたので、比較するとひとつ少なくなっていました。
例年そうなんですが、真っ暗な会場の中でぼんやり照らされた座長をみながらお話を聞いていますと、ユタ~とした気分になって、ぼんやりリラックスしてしまいます。
そして、だんだんだんだん、ウツラーウツラとしてきます。気づいたら寝ちゃってる。
いっけねー!できるだけ聞き逃すまい!と思って聞いてるんですが、会場には眠ってしまう方がチラホラ。
決してつまらないからとか退屈だとかそんな理由ではなくて、ナマ稲川怪談って最高のリラクゼーションだと思うんですよね。なので寝てしまうのは仕方ないし、それが逆にいうと健康の証かもしれないですよね。
とはいえ、せっかくいった公演で寝ちゃうのはもったいないので、睡眠時間バッチリかつ目がしがんで来た時のために目薬を持って行くことをオススメします!
いよいよ怪宴間近。
事前の宣伝番組なんかでは、今年のテーマは「事件」だっておっしゃっていました。
さあ、いったいどんな事件が稲川怪談にアレンジされるのか?!
昨年同様に、勝手にアツコアツオ的怪談名をつけて、ほんの少しだけ紹介しましょう!
土蔵(仮)
中野にある、座長が一人で住んでいるというマンションで起こった怪異と、その前に心霊探訪で訪れた戊辰戦争の頃からあるという土蔵での出来事が関係しています。
水路の少年(仮)
座長の友人の息子さんが幼い頃の出来事なんです。
ある特定の場所でだけ、自動販売機と地面の隙間に手を入れて、落ちた小銭を探すっていうんです。気味が悪かったんで、その自動販売機に近づかないようにして生活していたんですが…。
長い年月を経て少しづつ話の輪郭が出来上がって、なぜ息子がそんなところに手を突っ込んでいたのか、だんだんと謎が解けていきます。
オマエは誰だ!(仮)
亡くなった座長の友人の話。
彼はアメリカ人でFBIの霊能力者だったそうです。もう亡くなってしまったんだそうですが、この物語の舞台はアメリカ。強盗と放火の容疑で逮捕されたある青年を取り調べしていくんですが…。
この話、よく聞いておかないと混乱してしまいます。そして登場人物が外国人なので、脳内で勝手に「世界仰天ニュース」や「奇跡体験アンビリバボー」あたりの再現ドラマが再生されてしまいます(笑)
このお話は実際にあった出来事だそうで、確かに「事件」ですね。
悪魔が棲む土地(仮)
そして大トリのこの話。
これは傑作です!
現在進行形の「事件」であり、そしてネタがネタだけに多分CD化はしない!
(ライブDVDだったら許容されるかもしれないけど)
テレビなんかで報じられているある「事件」にまつわるお話なんです。きっと、ご存じの方もいる「事件」。ここでは内容を伏せさせていただきますが、舞台はある病院なんですよ。廃墟と再生を繰り返している病院なんだそうですがね。
座長とその病院はちょっとした因縁があったそうで、過去にドラマの撮影で使った際に、あることが気がかりになてからいろいろと調べていたんだそうです。
で、この「事件」が発覚した。
まさに座長の人生とキャリアを懸けた心霊探訪で、いまその謎が結実しようとしています。そして「事件」を調査する警察よりも、座長が”先をいっている”状態なんだそうですよ。
この話に出てきた、”過去にドラマの撮影で使った”というのは、映画『心霊』の「旧日本軍の病院」でしょう。目玉に注射器が刺さる描写や、血が噴き出すスプラッター描写があるっていっていましたからね。
事前にテーマは「事件」だと聞かされていたので、私はてっきり、座長が長年かけて調査しているトンネルと宮崎勤死刑囚の因縁に関する話がついに公開されるのか?!と予想していたんですが、思わぬ話でびっくりしました。
この話は特に会場で楽しんでいただきたい。間違いなく稲川怪談異色作で、この「事件」を知っている人はなお恐ろしい気分になるでしょう…。
私ははたまたまこの事件に注目していましたのでゾッとしました…。
心霊写真コーナー
怪談が4話と少なかったためか、心霊写真コーナーで紹介する写真は多かったような気がしました。
古い写真なのに初見のものも多くて。もしかして何十枚もある写真をツアーごとに組み替えて紹介しているのかな?
人の顔がはっきり写っている写真がたくさんあって、かなり楽しめる内容でした。特に「マネージャーの休憩中の写真」に出てくる不気味な顔の写真がよかったですね。
グッズ売り場
最新ツアーグッズも登場しています。
昨年も紹介しましたが、CDやDVDは会場で買うと少し安いのでお得です。また、『生き人形』は市場ではプレ値で取引されていますが、会場では定価4000円で買えますよ!
と、いうわけで私は新作の中から「身の毛もよだつカレー」を買いました!
レトルトカレーに1000円とは、わたしなりに随分奮発したつもりです(笑)
水も来なけりゃカレーも来ない人生にはまっぴらなのだ!
カレーを実食
パッケージの裏面はコチラ。
開封するとフツーのレトルトカレー。
ひき肉がたくさん入った本格スパイスカレーですね。
うまい!
んですけど、1000円はちょっと高いかな…。
まあ座長へのお布施という意味では構わないんですけどね(笑)
のぼりやタペストリー
カレーののぼりは新作と思われます!
フライヤー類
会場入り口で配布されたフライヤー類を紹介します。
前の席をゲットしようと思ったらファンクラブに入らないといけないでしょうね…。
まとめ
本公演で語られた怪談についてまとめてみました。
とにかく4話目が面白すぎます!
テレビ三面記事的な要素もあるし、怪異ルポとってもいいかもしれない。この話は進行形であり警察も調査段階ですし、しばらくはYouTubeで語られることもないでしょうから、会場限定のお話といってもよいかもしれません。
今後のツアー日程を参考に、是非スケジュール調整して参加してみてくださいね。
2022年のライブDVDはこちら↓
2022年のライブレポートはこちら↓
怪談名が判明しました!
2023年ライブのDVDが発売されタイトルが判明しました。
アツコアツオの予想と比較してみましょう!
・土蔵→髪
・水路の少年→自動販売機
・オマエは誰だ!→真犯人は…
・悪魔が棲む土地→T病院
昨年同様、そりゃピッタリ賞は難しすぎるというもんですよ(笑)
それにしても、私が会場で聞いた話よりDVDに収録されている話の方が多いんですよね。私が聞き逃してしまったのか、それともその日ごとにセットリストが違うのか…。
う~ん、もしかして複数会場を回らないといけないかもしれない!
本公演のライブDVDはこちら↓
特にT病院…これは大変に興味深い稲川流実話怪談ですよ…
▼稲川怪談本総集編ともいえる1冊がお求めやすい文庫本で登場!
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