こんにちは!アツコアツオです。
ド素人の私がキャンプを初体験してきましたので、今回は手軽にキャンプ宿泊ができる施設、PICA秩父を紹介したいと思います!
寒くなるシーズンに、自然に囲まれたキャンプ体験をしてみてはいかがでしょうか?
PICA秩父は、初心者の方でもほとんど手ぶらで楽しむことができるキャンプ場です!
PICA秩父
PICAリゾートは埼玉・山梨・静岡・神奈川など関東甲信越地方でキャンプ宿泊場を運営しています。
今回利用したのはPICA秩父。埼玉県の西武秩父駅から巡回バスに乗って約30分で行くことができます。都心からアクセス抜群、車がなくても電車とバスを乗り継いていくことができるキャンプ場です。
〇基本情報
・埼玉県秩父市久那637-2 秩父ミューズパーク 内
・TEL:0494-22-8111
・アクセス:(電車の場合/池袋駅から)
西武池袋線で池袋駅→飯能駅、西武秩父線に乗り換えて秩父駅
秩父駅から巡回バスぐるりん号を利用しスポーツの森で下車
電車を使った都心からのアクセス
局地的な案内で恐縮ですが、都心から秩父までの電車でのアクセスを紹介しましょう。
秩父というと都心からずいぶん遠い印象がありますが、池袋駅から意外と近くて安いですよ。
最も安く行くなら、池袋~飯能乗り換え~秩父で800円ほどで、所要時間は90分ぐらい。効率的に行くなら池袋から特急に乗ると秩父駅まで乗り換えなくスムーズです。特急券も必要なので料金は1,500円ほどで、時間はぐらい70分。駅の様子を見ると特急を利用される方が多いようですね。
また、西武秩父駅を中心に循環している巡回バスのぐるりん号で、PICA秩父まで行くことができます。無料ではなくなおかつ本数も少ないので、利用する電車とどの時刻のバスに乗るべきか、事前に決めておいた方が良いでしょう。
巡回バスは西武秩父駅を出た後、秩父鉄道の秩父駅(西武秩父駅から少し離れています)や秩父病院を経由して、PICA秩父の最寄りバス停である「スポーツの森」で下車して下さい。30分ぐらい街中→山道を走りますので、トイレは済ませておいた方が無難でしょう。
PICA秩父宿泊後、バスで帰る方はこの巡回バスを利用することになりますので、帰りのバスの時間もみておきましょう。
こんな感じでかなり本数が少ないので気を付けて下さいね。(チェックアウト後だと9:51を利用することになります。実際このバスを使いましたが満員でした)
「スポーツの森」バス停を下車したら、PICA秩父へは駐車場の高架下を通って、大通りの反対側に行きましょう。
良い写真を撮っていなかったのですが、写真右側にある道路の反対側が「スポーツの森」です。ややこしくないので、すぐにわかってもらえると思いますよ。
広大な無料駐車場の先、写真右手方向にPICA秩父があります!
駐車場からすぐのところにキャンプ場の入口があります。
飛び込みで利用できなくもないようですが、空いているとは限らないので事前に予約しておきましょう。
宿泊カードに記入してレッツゴー!
宿タイプ
PICA秩父にはたくさんの宿タイプがあります。一軒家のようなコテージタイプから様々なキャンプスタイルまで、たくさんのバリエーションがあります。
私は今回、友人ともっとも安い「焚火セットアップテントduo」を利用しました。
11月の週末、宿泊・夕食/朝食・お風呂が利用出来て@14,500円でした。日程や宿によって値段が異なりますので、予算やスタイルに合わせて考えてみて下さいね。
私はキャンプ初体験のド素人だったのですが、宿泊プランのなかで最もキャンプらしいプランだったのにもかかわらず、かなり快適に過ごすことが出来ました。逆にいうと、快適すぎて「これをキャンプといって良いのか?」と思うほどでした(笑)
テント内は暖かいし、電化製品がバリバリ常設されていて、私の想像していたキャンプとはまったく違っていました。
ド素人なりに、<今後利用される初心者の方に伝えたい5つのこと>を先に記載しておきますね。
その1:食事は持参しなくても十分あります!
その2:売店や自販機充実、並価格で安心!
その3:火起こしは超簡単なので心配なし
その4:以外に盲点?服や体に焚火の臭いやススが付く!
その5:電波に注意!楽天モバイルの方は圏外です!
それでは、ひとつづつ紹介していきましょう!
テント紹介
PICA秩父の案内図です。歩いてぐるっと回れるぐらいの敷地で、迷子になるということはないぐらいの広さです。
今回私たちが宿泊したテントです。キャンプ場は一軒家タイプのようなコテージがたくさんありますが、こうしたテントタイプは↑ABCDEエリアに集約していて、数が限られるようです。
テントの横に屋根が張ってあって、その下でバーベキューを楽しめます!
テント入口のシートにあるチャック部分にかける鍵です。
テントのチャックを全開にすると…思っていたより広い!そしてほんのり暖かい!
テント内備品
まずは寝具をチェックしましょう。
寝袋はColeman製。綿っぽい布団で特別高級なものではないようです。
寝袋の下には、布を張ったベッドのようなアルミ枠の上に、空気が入ったシートが敷いてありました。横になっても体か痛くならず快適でした。
寝袋内に敷くシーツです。清潔感がありますね。
そして、初体験の私がびっくりしたこと!
テント内には電気が通っていて、いろんな電化製品が準備されていました。初めて利用した私はこの辺の知識が全くありませんでしたが、うれしい誤算です。
写真にあるランタンはUSB-Cの充電式(笑)最新のUSBコネクタで今風です!
テント内がほんのり暖かい正体はコレ!
なんとすでにオイルヒーターが稼働していたんです。ありがたや!と思う反面、準備されているものが多すぎてぬるいキャンプだとも思いましたが(笑)
いずれにしても快適なことは間違いありません!
床をみると、なんとホットカーペットまであるじゃないですか!至れり尽くせりな室内です。
そして3連式のライト。このリモコンも無駄に豪華で、それぞれの光量と調光機能が付いていました。私の自宅のものより高級品です…。
タコ足配線がありますので、自分の持ち物を充電することが可能です。このピンク色の充電器は先のランタンの充電用。
USB-Cケーブルがありましたので、android端末の方は充電器を持っていかなくても良いかもしれません。(でも、テント内設備はいつ何に変更になるかわかりませんので、充てにしないで用心して持って行った方が無難かもね)
電波状況
携帯電話の電波状況ですが、私が利用している楽天モバイル(楽天回線)はほとんど圏外で繋がらず…。友人のワイモバイルはさすがソフトバンクの回線!でちゃんと繋がっていました。
PICA秩父のコテージタイプでは室内WIFIが利用できるようなので心配いらないでしょうけど、このテントタイププランの場合はWIFIが利用できませんので、楽天モバイルなど電波状況が良くないキャリアの方は注意してください。
そもそも、秩父市内で楽天モバイルの回線は激弱でした…。PayPayでの清算が出来ずに困りました。
水回り
テントエリアの近くには水道とトイレが設置されていました。
コテージには水道や風呂・トイレがあるようなので、ここはテント宿泊者のための設備のようです。
キャンプ備品
それでは、外の備品を確認しながら、夕食づくりの準備に取り掛かりましょう。
四方が囲まれたアルミ製のテーブルの中央に焚火台があります。白い袋に入っているのは調理用の鉄板で、透明袋に入っているのはスキレットです。
薪と耐熱軍手、トングと薪割りマッシーンです。
薪割りマッシーンに薪をセットし、人力で薪を割っていきます。(マシーンちゃうんかい!)
ここのキャンプでの肉体労働はこれぐらいでしょうか。サクサクと薪が割れていくので楽しいですが、ハンマーの自重がかなりあるため、力がない方はちょっと大変かもしれません。みんなで手伝って終わらせましょう。
ちなみに、薪はそんなに細くしなくてもOKですが、一部の作業で”細い薪”が必要になりますので、何本か割っておく、程度で問題ありません。
これは薪ストーブ。暖を取ることも可能ですが、私たちはピザを焼くとき以外はほとんど使いませんでした。
それから、クーラーボックスもあります。中には何も入っていませんでしたが、売店で氷も売っていますのでなにか冷やす方は利用してください。
そして、翌日の天気が雨予報だったためか、傘も用意されていました。ありがたいホスピタリティですね。
椅子にも使えるゴミ箱です。ここにゴミ袋がセットされていますし、いろいろ渡されるものが袋に入っていますので、ゴミ袋などを持参する必要もありません。
チェアはsnow peak製。その他身の回りの物もsnow peak製が多く、同じブランドで統一されていてすごく好感が持てます。
火をつける
薪ストーブで火を起こしていきましょう!といっても、受付で着火剤(すぐ燃えさかる板状の固形物)とチャッカマンを貸してくれますので、いとも簡単に薪へ火をつけることができます。
ストーブの両脇に小窓が付いていますので、開け閉めして火力を調整します。
そして、メインの焚火台にも火をつけていきます。ここも着火剤とチャッカマンであっと言う間に火がくべられます。簡単です!
夕食の献立
それでは、夕食の食材を見ていきましょう。
ベーコン付きのサラダです。この容器で2人分。かなり深い容器です。
ピザセット。自分でピザを作って薪ストーブで焼いていきます。
アヒージョセット。私たちは他の夕食で満腹になったので翌朝の朝食に食べました。
牛肉2枚と鶏肉2本です。牛肉は薄いんですがめちゃめちゃデカイです。薄さが功を奏して食べやすい。そしてチキンも肉厚でずっしり重いです。
そして、紙皿やアルミ皿、ハサミやトング、また箸・スプーン・ナイフなどなど。繰り返しになりますが、何でもそろっています。(写真にはないですが、アルコールスプレーや除菌シートもたっぷりあります)
それから、器にもコップにも使えるシェラカップも貸してもらえますよ。
調理開始
まずは牛肉を焼き始めました。とにかく超火力で焼く!焼く!焼く!すぐに焼けますので焦げないように注意してください。
調味料として塩・胡椒・ステーキソースがありますので好みでどうぞ。
そしてチキン。チキンはレシピ(宿泊時に渡されるファイルのなかにあります)によると、鉄板で焼いて薪ストーブで仕上げることになっていましたが、焦げる悪夢を避けたくて早めに出しちゃいました。
かなり赤身でちょいナマですが、これもバーベキューの醍醐味でしょう!
続いてピザを焼く準備に取り掛かります。渡された部材をのせるだけなんですが、これだけでウマそうです!
いざ薪ストーブへ投入!少し入れただけでもう食べられそうです。
もうちょっと卵を焼きたいな…と思ってもう少し焼くと、見事に失敗!
くれぐれも焼きすぎには注意してください…。
と、ここまでですでにお腹がいっぱいになりました。私はわりと食い意地がはっているのが自慢なのですが、そんなわたしでも満腹でギブアップ。てなわけで、アヒージョは翌朝に作ることにしました。
持ち込みは?
生の食材の持ち込みは禁止だそうですけど、特に荷物チェックもされませんでしたし、キャンプ中にスタッフの巡回などもありませんでした。野菜や生肉・生魚以外ならOKなのかもしれません。
私は、意気込んで持って行ったチキンラーメンや缶詰など食べるお腹の余裕がありませんでした。プランには成人男性がお腹いっぱいになるのに十分な量が用意されていますので、一般の方は量に心配して持ち込まなくても大丈夫だと思います。
というわけで、夕飯は味も量も大満足でした!
湯を沸かす
食後にコーヒーが飲みたいと思って、ドリップコーヒーパックを持参していました。(口述しますがドリップコーヒパックーは売店でも売っていました)
どうやってヤカンで湯を沸かすんだろう?焚火台を使って炙るのか?…と考えたすえに、テント内にガスコンロがあったことを思い出しました(笑)
ガスコンロの火種まであるとは。ほんと、至れり尽くせりなキャンプです。ほぼノーストレス!
(この後匂いに気づくまでは…)
星空と静寂を楽しむ
そうこうしているうちに、夜も更けてきました。
大自然の中で都会の喧騒を忘れて、森林浴で心身ともにリフレッシュができました。
途中、どこかのグループが洋楽を流してゴキゲンになり始めたんですが、すぐに鳴りやみました。当キャンプ場は音楽禁止だそうだので誰かに注意されたんでしょう。
なので、ワイワイやりたい系のパーティーピーポーにはオススメしませんが、ゆっくりしずかでのんびり過ごしたい方は、期待通りの時間が過ごせると思いますよ。
客層は、家族連れのファミリーや若者グループ(けっこう落ち着いた感じの)が多くて、一人で来ている人は見かけなかったかな?という印象です。性別比率は半々ぐらいですかね。
夜が更けると幻想的なムードになってきます。
オリオン座をはじめ冬の星空がきれいに見えます。ウットリ。
バーベキューが終ったらお風呂へGO!
大浴場アリマス
大浴場は最終入場21:30で22:00閉店です。洗い場とサウナがあり十分な広さはありますが、これといって特筆すべき点はないかと。洗い場にはシャンプー・リンス・ボディソープが常備してありました。
そうそう、バスタオルとフェイスタオルはプランに含まれていますよ。
(写真は日中に撮ったもので時系列になっていなくてすみません)
それから、歯ブラシや髭剃りなんかはフロントで配布しています。こだわらなければ持参する必要はありません!
コテージタイプにはお風呂がついているようですが、私たちが宿泊したテントタイプは大浴場を利用することになりますね。
朝食もボリューム満点
「ザッザッザ」とテントの周りを歩く、早起きな利用客の足音で目を覚ます。外は少しもやがかかっていて、森林の中は自然の良い香りがします。最高に気分が良い1日のスタートです。
朝食はこんな感じ。サラダとリンゴジュース、お湯で割るコーンスープ、そして火を使わず作って食べられるチーズ入りサラダチキンです。
コーンスープはアマノフーズ製で、けっしてケチらないPICA秩父の心意気をしかと受け止めました。(PBとか安いメーカーのものもある中、ちゃんとしたものを提供してくれてうれしい)
リンゴジュースは地元メーカーのもので、こういうのもさりげなくうれしいですよね。
そして、パン生地の中に具材を挟んでいきます。調理していないのにすごくおいしそうです。
サラダチキンの完成!チキンに味がしっかりついていて、それでいてバジルオイルもかけるので、塩味が強めでした。バジルオイルは食べてみて味をみながらかけてもよいでしょう。
そして前夜に作らなかったアヒージョ。今から作るといっても具材を入れてぐつぐつ煮ていくだけ。だけどこれがまたおいしいんです!
この調理をするために朝になって再び焚火をしたのですが…ここで気づいてしまったんです。
そう、焚火の煙臭と汚れが服にこびりついていることに…。
煙臭いと煙汚れは避けられない
翌朝になって服に焚火の異臭が付くことに気づくなんて、いかにもド素人のキャンプ初心者ですよね(笑)
焚火台や薪ストーブで火を起こすときに大量の煙が出ますし、寒いから暖を取るためにどうしても火の近くに行きますから、かなり煙の臭いが衣服についちゃうんです。
ですので、臭いが付くという前提で、決してお気に入りの服で行かないことをオススメします。また、火の粉で服に穴が開いちゃうこともありますから、高級な服で行かない方が無難でしょう。私のダウンジャケットは今でもちょっと煙臭がします(泣)
それから、靴にはスス?のような汚れがめちゃめちゃ付きます!
白い靴だと真っ黒になります…。きれいにふき取るんですが、どうしても皺のところや靴紐は綺麗になりませんので、アンティーク調のデザインになってしまいます(笑)いや、笑えないか。
くれぐれも、お気に入りや高級の洋服で行かないことをオススメします!捨てようか悩んでいる靴などで行く方が無難かもしれませんね。
売店は充実の品ぞろえ
続いて、PICA秩父内の売店を紹介しましょう。
先に紹介した通り、大概のものはここで手に入りますし、並みの価格なので観光地・僻地のボッタクリ価格という印象はありませんでした。
日用品関係も最低限に揃っています。
お菓子や調味料、お皿にコップなどなど。ドリップコーヒーは@100円です。宿泊プランで貸してくれるシェラカップでドリップするのは無理だと思います(汗)
虫よけグッズやランプ系も売っています。冬場でも虫がいましたので、夏はけっこう虫がでそうですね。
地元っぽいお菓子やはちみつなどもありますよ。カップラーメンも売っていますが、ちょっと高めかな?
お酒も売っていますよ!ビールは一番搾りと地ビール系が充実していました。
子供も遊べるようなおもちゃも売っています。しかもけっこう上品なおもちゃで、ファミレスのレジ周りにあるようなおもちゃとは全然違いました。謎解きパズルとかが多かったですね。
もしも着火剤が足りなくなったときはここで売っています。あと炭も売ってますね。焼肉をされる方なんかは良いかもしれません。
キャンプ用品の一部はPICAのロゴ入りです!
これ、ちょっと欲しかったなあ…。
売店があるフロントに日帰り入浴の看板がありました。宿泊の方は無料ですから安心して下さい。
それから、施設内の至る所に自動販売機がありました。しかも定価です!スキー場みたいな価格設定ではありませんので気軽に利用できますね。
まとめとリベンジに向けて
いかがだったでしょうか?
キャンプ経験がない方も安心して利用できるPICA秩父、初心者の方にこそオススメしたいキャンプ場でした!
そして、改めて(個人的な)反省を踏まえて、次のリベンジプランを立ててみました。こちらも参考にしてもらえると嬉しいです!
・煙の臭いと汚れが付くので捨てるような服で臨もう!
・インスタントコーヒーとお酒を持参、それ以外は不要!
・楽天モバイル圏外×テントはWi-Fiなし!相性が悪い!
初心者にとって気軽に手ぶらで楽しめるPICA秩父、ぜひ利用してみて下さいね!
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