新日本プロレスワールド【NJPW今日は何の日】2016年11月18日:内藤のパートナーXとは?VS棚橋&ジュースについて考える

こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド!

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合をご紹介したいと思います!

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11月18日は何の日?

今回は2016年11月18日、後楽園ホールで開催された、この試合をテーマに考えてみることにしましょう!

ロスインゴ化した内藤哲也が、新たなパレハ”X”を帯同してタッグリーグに賛成する開幕戦!

当日発表のX選手に俄然注目が集まりました

内藤のロスインゴ化

早熟の内藤哲也

内藤哲也はアニマル浜口ジム出身でデビュー早々に頭角を現し、先輩である高橋裕次郎とNO LIMITを結成しNOAHジュニア選手と抗争、当時交流が途絶えていたNOAH開戦の口火を切ります。

その後はNO LIMITのままメキシコCMLLへ遠征し、階級をヘビー級に変えて帰国、タッグ戦線をさらに盛り上げます。あこがれの選手であった棚橋とのシングルマッチを経験しつつ、順調にキャリアを重ねていき、風貌やファイトスタイルからは誰もが”ネクスト棚橋”は内藤に間違いないと想像したことでしょう。

オカダ・カズチカがやってくるまでは…

停滞とブーイング

若手の中では最も頂点に近かったはずの内藤は、アメリカTNAから帰国したオカダにゴボウ抜きどころか周回遅れの差を付けられてしまいます。オカダは「20歳台でIWGP獲得」を掲げていた内藤に先んじて棚橋からIWGPを奪取(いわゆる、レインメーカーショックの始まり)し、旗揚げ記念日興行でVSオカダを組まれるも敗北。その年はケガの影響もあり長期欠場となってしまいます。

復帰後にG1クライマックスを制したものの、言動や振る舞いからファンの支持を得られず、地域によっては存在そのものに拒絶反応を示され、ブーイングを浴びる日々が続きます。IWGP戦線は<棚橋⇔AJスタイルズ⇔オカダ>で中邑はIWGPインターコンチを突き進む独自路線で、次第にトップ戦線はこの4選手を中心に固定化していきました。

ロスインゴを輸入

事態打開のために再びメキシコ遠征に出た内藤がCMLLで出会ったのが「ロス・インゴベルナブレス(制御不能な奴ら)」。親交があったルーシュやラ・ソンブラが所属するベビーでもヒールでもないニュートラルなユニットに参加し、これを輸入する形で新日本プロレスのリングに帰ってきます。

たった一人の内藤哲也は、一応本体所属として本間やジュース・ロビンソンとタッグを組むものの、ノラリクラリと自分のペースで試合に参加し、パートナーのタッチを拒否したりレフェリーに暴行を働いたりして、制御不能っぷりを発揮していきました。そして、海外武者修行中だったEVIL(渡辺高章)を仲間に入れ、次第にメンバーを増やしていくのです。

念願だった”はずの”IWGP奪取

中邑とAJスタイルズが離脱した後、両選手の穴を感じさせないほど内藤哲也はカリスマ化していきます。数名のスター選手が居なくなり、オカダ路線にマンネリを感じていたファンがニューヒーローを望んでいた、というタイミングが重なった一面もあるでしょうが、今までファンからの圧倒的支持が得られなかった内藤が、ついに自らの行動でファンの支持を獲得し新日本プロレスの主役に躍り出たわけです

2016年4月10日の両国大会で、オカダに挑戦しついにIWGP王座を手に入れた内藤でしたが、渡されたチャンピオンベルトに一瞥すると、天井に思いっきり放り投げてしまいます。欲しかったベルトにどれだけ手を伸ばしても手に入れることはできなかった。しかし、自分がロス・インゴベルナブレスとなった今、ベルトの方から自然と近づいてきた。その時内藤はすでに、チャンピオンベルトを超越した存在になっていました。ベルトを放り投げる行為は、「こんなものなくてもやっていける」そんな意思表示だったのかもしれません

この試合、試合内容の素晴らしさはもとより、新たなパレハSANADAによる乱入や、試合後に自然発生的に起こったロスインゴ合唱など、一瞬で場の空気が変わる瞬間を感じていただけると思います。終始、ロスインゴの無法ファイトに否定的だった解説の蝶野正洋に「…もってっちゃった」といわしめるカリスマ誕生の瞬間は何度見ても武者震いがします!この試合もぜひ見てほしい一戦です。

パートナーX

いつもにも増して遠回りな紹介となりましたが、内藤は正式に「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」(L.I.J)を結成、EVIL・BUSHI・SANADAとユニットメンバーを増強していきます。そしてこの大会に新たなパレハ(相棒)を連れてくると宣言し、当日発表のX選手に期待が高まったわけです。

そして登場したのは…本家ロス・インゴベルナブレスのルーシュでした!過去に新日本プロレス参戦経験もあり、本家の創設メンバーであることは広く知られていたため、超豪華なX登場となりました。

試合は得意のルーシュドライバーから内藤のデスティーノにつなげて、ジュース・ロビンソンからピンフォール勝ち。お披露目の初戦としては十分なインパクトを残しました。

ただ、結果的に正式メンバーとしての参戦ではなく、タッグリーグのパートタイマー的参戦にとどまったため、正式な新メンバーを期待したファンにはちょっとガッカリだったかもしれませんね。この後、高橋ヒロムが加入しL.I.Jの主要メンバーの陣容が固まりました

2022年後半、メキシコCMLLのティタンがL.I.Jの正式メンバーとしてBUSHIのパートナーを務めていますが、継続的に参戦するかどうか注目です!

著:週刊プロレス, 編集:週刊プロレス
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