怪談番組における伝説の3夜!贅沢すぎるラインナップ『ねないで怪談話』稲川淳二

数ある稲川淳二の怪談を整理する、怪談!稲川倉庫です。

稲川淳二の怪談って一体いくつあるんだ?
あれ、この話聞いたことないなあ…と思って聞き始めるとタイトルが違うだけだったり。
とにかく大量に存在する稲川怪談を整理していこう!という試みです。

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『ねないで怪談話』

今日は伝説の3夜『ねないで怪談話』のお話。

とはいえ、実は詳細あまりわかっていません。
どーやら、『ねないでXXX』っていうシリーズがあって先にあって、1996年にね、BS-TBSで真夜中に放送されたらしいんだ。ええ。

アタシがね、勝手に伝説の3夜って呼んでるんですけどねえ。
なんだか、伝説の3夜なんていうと、ロックバンドのライブみたいじゃねえかって、みんなで笑っていましたよ。

いまでも、YouTubeに音声版が上がってます。そんなお話しなんです。

稲川怪談の魅力とは何か


稲川怪談の醍醐味は、皆さんは何だと思いますか?
最近、座長はYouTube公式チャンネルで「心が温まる優しい怪談」が稲川怪談の特徴とおっしゃっていました。
確かにそれもある。ですけども、私は「まくしたてるような早口」と「特徴的な擬音」と「聞き取れないワード」こそが、稲川怪談に聞き入ってしまう魅力だと思ってます。

赤い半纏の名言”ああ着せとくれ”も、とてもじゃないけど聞き取れませんし、
滑舌が悪いというより、正しく言葉としてと伝える気がないんじゃないかな。
だけど、それで押し切ってしまう勢い、やっぱり魅力はこれなんじゃあないですか。

そんな意味で、スタジオ収録版よりライブ盤の方が圧倒的に勢いがありますし、初期の方がだんぜん話芸に若さや暴走がある。
丁寧さには欠けますが、疾走感があり、聞いている方もハイになってくる。

ねないで怪談話』には、私が考える稲川怪談の魅力が詰まりまくっています。

第一夜

  1. ゆきちゃん:言わずと知れた、放送局に就職が決まった娘の話。
  2. 光り:光っている小さい人間、そんなもの見たことないぞ!
  3. 富士の樹海:稲川擬音満載。お経の声は文字にできない…
  4. 樹海の女:女とどうにかなってやろう、という表現は秀逸。
  5. 首なし地蔵:八王子の話。きれいなオチが付いています。
  6. 古びた旅館:別名、死の旅館・夜汽車にて。後半の疾走感は半端じゃない。
  7. 封印された子供:元ブレーンの中山氏の話。中山市郎氏のことか。
  8. 琵琶湖:別名、最後のダイビング。オチはもはや古典の域かもしれませんね。

第二夜

  1. 女王が渡る歩道橋:トンチもの。女王様の役ってなんだろ。カーンと叩いたらカーン。カーン!
  2. :座長の鼻の下の肉がもがれる話。キーワードは小渕沢のT字路。
  3. 長すぎるシート:坊さんでサーファーの話。全員カレー。これテストに出るぞ!
  4. 河原の女の子:シンプルだけど怖い。近年公式で語られましたが、少女殺人事件とリンクか?
  5. 呼びかける声:別名、開けちゃいけない!あーけーて~
  6. 絣(かすり)の着物:バイパス間違えたことと、あっという間に都内についたこと、話の本筋に関係ある?
  7. 長い廊下のある旅館:稲川監督初作品の撮影中のお話し。後ろの学生がキューきゅんないから!
  8. 隠された押入れ:別名、引越しの怪・先住者・稲川実話怪談。

第三夜

  1. 赤い半てん:もう古典の域。都市伝説化していますね。
    地獄先生ぬ~べ~でも赤いちゃんちゃんこ着せましょうか?が登場します。
    このラジオへの投書が果たして初出かな?あーちせてとくれ!
  2. リヤカー:近年公式YouTubeで、このオバサンが性格悪いことが判明。
  3. メリーさんの館:これも都市伝説化しています。というかありものの都市伝説を語っているのかも。
  4. 電話BOXの女:シンプルですけど、これもヤなはなし。
  5. ハトが来る部屋:私のベストオブ稲川怪談の一つ。鳩の声がする。ホロッホー。
    中山氏から注意されて、封印された話。怪談の権利と出版社で揉めちゃった模様。
  6. 永遠の魂を持つ人形:ご存じ生き人形。プラスアルファのスタジオが阿鼻叫喚!

引き続き、稲川怪談を整理していきます。どうぞよろしく!

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