新日本プロレスワールド【NJPW今日は何の日】2018年1月20日:イギリス/在りし日のEVIL&SANADA対オージー・オープン!

こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド!

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合を紹介します!

新日本プロレスワールドとは?

新日本プロレスの動画ストリーミングサービスで、大会の生中継・見逃し配信・過去の試合・オリジナルコンテンツetc…月額たった999円で楽しめちゃうすごいサービスです!

動画はパソコン・スマホ・タブレットなどのデジタルデバイスで見ることができ、Google chrome castやamazon Fire stickなどがあれば大画面テレビにキャストして観ることも可能!
あなたの自宅がスペシャルリングサイドに早変わり!

気になる方は↓をクリック(まずは無料動画だけでもチェックしてみてくださいね)

スポンサーリンク
スポンサーリンク

1月20日は何の日?

今回は、2018年1月20日、イギリスはロンドンのヨークホールで行われたこの試合をテーマに考えてみることにしましょう!

新日本プロレスと友好関係にある、イギリスのRevolution Pro-Westringへの遠征試合ですね。在りし日のEVILが見られる試合です。

対戦相手のマーク・デイビス&カイル・フレッチャーとはいったい何者?

すべてはEVIL

プロレスファンにとって多くの場合、エブリッシング!といえば、MISIAのそれではない。

Everything is EVIL、すべてはEVIL。ロスインゴ時代のEVILの決め台詞ですよね。この試合はロスインゴ所属のEVIL&SANADAがイギリスのREV-PROに遠征した試合のようです。

EVILはロスインゴを裏切る形でバレットクラブに所属している(記事を書いている2023年1月現在)のですが、バレットクラブの別動部隊のような形で、ハウスオブとーちゃん(とうちゃんち)もとい、HOUSE OF TORTURE(拷問の館)というユニットに所属しています。ユニットのボスではあるんですが、どうにも小物臭がして、お山の大将的な役割に甘んじているように感じています。

まあ、本人がそれを望んでいるのかはわかりませんが、どうにももったいないですよね。せっかくIWGPヘビーも取ったのに。

というわけでこの試合。久しぶりに当時のEVILを見ましたが、ビジュアルもファイトスタイルもやっぱりこっちの方が良いね。そしてSANADA…ほとんどなにも変わってない(笑)

プロレスラーは強さや運動神経はもとより、自己プロデュース力を求められますが、SANADAがIWGP世界ヘビーやG1クライマックス制覇にたどり着くためには、破らなければならない殻がいくつもある気がします。

YORKHALL

会場のロンドン・YORKHALLは今も定期的にプロレス興行が開催されている会場のようですね。

階上をぐるっと囲む2階立見席が充実している様子で、バスケットボールなんかを観るには丁度良さそうな会場。キャパ3000人ぐらいでしょうかね。後楽園ホールよりは大きいけど、大田区総合体育館よりは小さそうです。

試合内容

ロスインゴ勢いの対戦相手は、マーク・デイビス&カイル・フレッチャー。

マーク・デイビスはガタイはいいけどちょっとプヨっているオッサンで、趣味でやっている社会人プロレス風です。そしてカイル・フレッチャーは、すごく長身なんだけどヒョロっとしていて、風貌は最初期の飯伏風。子供のころからプロレスやってるプロレス大好き少年が成長しました!って感じで、ハイフライヤーでもありけっこうドハデでムチャな攻撃が多くて、初期のオスプレイに近いかな?

キャリア的にはどう見てもEVIL&SANADAの方に分がありそうで、試合運びに断然安定感がある。デイビス&フレッチャーが優勢なシーンももちろんあるんだけど、コントロールしているのはイビサナ組であって、悪く言うとところどころで技を受けでやっている・華を持たせてやっている、という印象です。こりゃ横綱相撲だな。

デイビス&フレッチャーもしっかりプロレスの試合ができているんですけど、「観客に見せている」止まりで、「観客を手玉に取っている」域には達していないかな。まあキャリアが浅そうですから仕方がない。半面、イビサナはロンドンという異国の地で、危なげのない貫禄ある試合。改めてレベルの高さを感じました。

格下と試合することで、キャリアある方が主導権を握って試合を引っ張っていくような展開を見ると、普段戦い慣れたリングでは気づかない細かなポイントにもハッとさせられる瞬間がありますね。この試合は、「さすが」新日本プロレス!(SANADAは全日本の系譜だけど)と納得させられる1試合でした。

オージー・オープン

そうそう、調べてびっくり。デイビス&フレッチャーは2022年冬のワールドタッグリーグに初来日を果たしていたんですね。今回は時間がなくてワールドタッグリーグを追いかけていなかったので、気づかなかった。(タッグ名:オージー・オープン)

そして、なんと決勝まで残って、毘沙門(後藤&吉橋)と優勝を争っていたとは…。4年間もの間コンビを解消することなく、こつこつキャリアを積んでいたんですね。

せっかくの機会だと思って、2022年ワールドタッグリーグ優勝決定戦を見てみましたが、4年間の成長をまじまじとみせつけられた、なかなかエモい試合でした

セレンディピティという言葉がありますが、過去のアーカイブを見ることで、最新の試合に繋がる素敵な出会いに発展しました。デイビス&フレッチャーにはギデオン卿がマネージャーについているようなので、今後はユナイテッド・エンパイアのメンバーとして活躍してくれるかもしれませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました