新日本プロレスワールド【NJPW今日は何の日】2022年12月23日:鈴木軍解散!鈴木軍フルメンバーの4対4タッグマッチ!

こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド!

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

普段は新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合をご紹介しているのですが、今回は本年本月本日の試合を紹介したいと思います!

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12月23日は何の日?

本日、後楽園ホールで行われたこの試合をテーマに考えてみることにしましょう!

鈴木軍解散!

2011年の5月、小島軍(仮)から小島聡を追い出す形で発足したヒールユニット鈴木軍の解散マッチです!

鈴木軍メンバーでのみ構成された純血同士の対決は、試合の勝敗うんぬんよりも鈴木みのる介錯試合になりました

突然の解散

2022年、鈴木軍というユニットは存在するものの、ボスである鈴木みのるの出場機会が少ないように感じていました。所属選手や海外からの外国人選手が多いこともあり、永田や天山などベテラン勢の出場も少ない現新日本プロレスマットにおいては、致し方ない部分もあったのかもしれません。

そんな中、突如鈴木みのるから宣言された「年内解散」。2022年の新日本プロレスラスト興行のメインイベント、超満員の後楽園ホールに鈴木軍純血メンバー8名が揃い、4対4のタッグマッチは鈴木軍解散マッチとなりました。

約11年にわたって活躍した古参ユニットとはいえ、新日本プロレス年内最終興行のメインで解散を迎えるとは、鈴木軍の今までの活躍や貢献がうかがえるマッチメイクといえるかもしれません。

試合展開

試合は、鈴木みのるが入った<鈴木、TAKA、アーチャー、デスペ>組と<タイチ、ザック、金丸、DOUKI>組の対戦。解散マッチとはいえ特別なことはなく、いつもの入場曲・いつものコスチュームでそれぞれの選手が入場しましたが、シチュエーションが違うことは”互いに戦いあうこと”でしょうね

リング上よりも、なんだか選手よりも観客が湿っぽい雰囲気の中、いきなり鈴木みのるVSタイチで試合がスタート。両者チョップ合戦からエルボーとローキックの応酬、息が切れるほど攻撃し合います。打撃中心の展開が続きますが、前日の鈴木みのるの動きから、投げ技の受け身を取ることが厳しいのかもしれません。

続いて、それぞれデスペラードと金丸にタッチ。デスペラードは鈴木軍に入って、鈴木みのるからレスラーの振る舞いなど学んだろうと想像しますが、この金丸とタッグを組むことでプロレスにおけるいろんなインサイドワークを身に着けたんじゃないかなと感じています。

金丸の出自は元々ジャイアント馬場体制の全日本プロレスですし、強さやトップの風格というタイプのレスラーではありませんが、玄人好みのレスラーというか、仕事ができるプロレスラーという印象が強いですね。ヒールマスターというニックネームですが、まさにレスリングマスターと呼ぶにふさわしい選手です。新日本プロレス系では外道やディック東郷も勝ち負けや格に左右されない一流のプロレスラーだと感じますね。

両者、流れるようなレスリングテクニックで一進一退の攻防が続いたのち、両陣営各選手の対戦が一巡し、試合はいよいよ佳境を迎えます。リング上には鈴木みのるとザックセイバーJr.。ザックが鈴木の足関節を狙いにいきますが、鈴木はこれを嫌ってエルボーで攻め立てます。ザックがコブラツイツトを狙うと、鈴木がスルっとかわし、逆にコブラツイツトを仕掛け拷問式でグイグイ押し込みますが、そこからうまく回避し卍固めを狙うザック。負けじと足をとりアンクルホールドを仕掛ける鈴木でしたが、ザック得意のレッグロールクラッチで丸め込まれます。

それをはねのけた鈴木は、得意のポジションから胴締めスリーパー!締め上げた後、必殺のゴッチ式パイルドライバーを狙いますが、なかなかザックが持ち上がらない…。その隙をみてタイチがアックスボンバー!ここから全選手入り乱れて得意技の応酬で、全員がリング上でダウン。

ひとり立ち上がった鈴木みのるは、パートナーや対戦相手に関わらず、鈴木軍のメンバーにストンピングを見舞っていきます。この試合で解散する鈴木軍の門出を祝うように、また旅立つメンバーへの檄にもみえます。起き上がった選手たちは敵味方関係なく、鈴木に対して攻撃を加えていくと、鈴木は「俺と戦え!」とメンバーに要求し、まるで鈴木軍のボスである自身の介錯を頼んでいるかのようでした。

DOUKIのラリアット、デスペのナックルパート、金丸のフロントキック。耐える鈴木に対してアーチャーがショルダータックルで吹き飛ばす!タイチはというと、感極まった表情でなかなか攻撃ができない。コーナーに下がったそこにあったのは…アイアンフィンガー

禁断の凶器を装着し、飯塚の怨念とともにアイアンフィンガーフロムヘルをぶち込んでいく!とどめはザックの超必殺技であるザックドライバー。鈴木軍メンバーから袋叩きにあった鈴木が3カウントを取られ、鈴木軍の最後となりました。

まさかのサプライズ

試合後、各選手が鈴木軍や鈴木みのるに対してコメントしていきましたが、詳細は新日本プロレス公式が詳しいと思いますので、ぜひチェックしてみて下さい。私は各選手のマイクを聞いて、鈴木軍が11年活動していたこと、そしてタイチやアーチャーが自身のキャリアの約半分を鈴木軍として過ごしていたことを聞き、改めて新日本プロレスにおける鈴木軍の存在感について考えさせられましたね。

最後、鈴木みのるは「IWGPを取るために新日本プロレスにやってきた」と改めて野望を語り、最後まで観客に対して悪態をつき「スズキグン、イチバーン」で大会を締めたかに思えたのですが…

突然、会場に聞き覚えのある曲が流れ出し…

これは飯塚高史の入場曲「against rules」だ!

まさかのリアル飯塚が後楽園に来襲!誰よりも仕上がっている筋骨隆々の肉体に、本日1番のサプライズになりました。

仲間割れでもなく、自然消滅でもなく。発展的解消で完結した鈴木軍の解散だったのではないでしょうか。

それぞれの行く末は…

ここからがプロレスファンにとってさらに楽しい時間。

ユニットが消滅し所属していた選手たちはどうなるのか。既存のユニットに所属するのか、はたまた新たなユニットを立ち上げるのか。

アツコアツオの妄想でしかありませんが、最後にプロレス者の考えをまとめておきましょう。

鈴木みのる→他団体へ
タイチ→タイチ軍(仮)結成
TAKA→新日本フェードアウト
アーチャー→AEW専念
デスペ→タイチと新ユニット
ザック→ユナイテッドエンパイアへ合流
金丸→タイチと新ユニット
DOUKI→タイチと新ユニット

ユニット解散をせっかくの機会にして、タイチはマリスミゼルキャラから脱してほしいと思っています。タイチはもっといろいろやれるはず。なんだったらヒールじゃなくたってよいかもしれないですよ。

それからデスペ、彼はヒロムの対極にいるだろうからおそらくロスインゴはないでしょう。本隊やCHAOSも考えにくい。バレットクラブもないでしょうし、やはり新ユニット結成ではないかと。

私の注目はその2選手の行く末ですね!

イッテンヨン以降新たなストーリーが進行すると思いますので、今後もますます新日本プロレスから目が離せませんね!

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