新日本プロレスワールド【NJPW今日は何の日】2016年5月19日:若手育成興行のLION’s GATEで実現、川人VS清宮!

こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド!

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合を紹介します!

新日本プロレスワールドとは?

新日本プロレスの動画ストリーミングサービスで、大会の生中継・見逃し配信・過去の試合・オリジナルコンテンツetc…月額たった999円で楽しめちゃうすごいサービスです!

動画はパソコン・スマホ・タブレットなどのデジタルデバイスで見ることができ、Google chrome castやamazon Fire stickなどがあれば大画面テレビにキャストして観ることも可能!
あなたの自宅がスペシャルリングサイドに早変わり!

気になる方は↓をクリック(まずは無料動画だけでもチェックしてみてくださいね)

スポンサーリンク
スポンサーリンク

5月19日は何の日?

今回は、2016年5月19日に新宿FACEで行われたこの試合をテーマに考えてみることにしましょう!

デビュー間際の若手同士だった、現マスター・ワトこと川人と今をときめくプロレスリング・ノアの清宮が激突!

この試合は清宮の初勝利戦です!(先にいうなよ!)

LION’s GATEとは

新日本プロレスの象徴であるライオンと「虎の穴」的な修業の場である意味が込められたであろうダブルミーニング。

LION’s GATEとは、新日本プロレスが主宰する若手の育成を目的にした若手主体の興行です。ナンバリング興行として、新宿FACEにて全13回大会が開催されました。

新日本プロレスの若手はもとより、他団体の若手有望株もたくさん出場していましたので、新日本プロレスからすると青田買い的な意味合いがあったのかもしれません(現に、現2AWの吉田綾斗選手はこの興行をきっかけに新日本プロレス本戦にも参戦しました)。

また、さらにうがった見方をすると、若手主体といいながらも頻繁に第三世代がメインイベントに出ていたりしましたから、新日本プロレスの本戦に出場機会がない選手の有効活用、といった意味合いもあったのかもしれませんね。

2016年から3年にわたって不定期で開催されましたが、2023年現在ではこうした特別興行は開催されていません。コロナ禍からの復活を機に、こうしたちょっと本戦とは違うコンセプトの興行を期待したいところです。

超若手同士の激突

というわけで、今回紹介する試合は川人拓来VS清宮海斗

当時の両者はデビュー1年未満の超若手同士。

川人拓来:2016年1月デビュー
清宮海斗:2015年12月デビュー

というわけで、清宮の方が若干先輩にあたります。が、ほぼ同期キャリアといっても良いでしょう。

川人はメキシコへの海外遠征を経てカワトサン→マスター・ワトへ変身、新日本プロレスのJr.ヘビー級戦線で大活躍中。

清宮もまた、ギミック変更はないものの海外遠征を経て当時の最年少記録を更新し、GHCヘビー級チャンピオンに就いています。

新日本プロレスワールドは、現在一線級で活躍する選手がまだ若かったころの試合を見ることができますし、今では考えにくい過去の意外な組み合わせによる試合を見ることができます!

そして、この試合は清宮の初勝利試合のようですので、清宮ファンの方は一見の価値があるのではないでしょうか?

試合展開

清宮はエメラルドグリーンのショートパンツ・二―パットで登場。対する川人は黒のショートタイツで伝統のヤングライオンスタイル。清宮が求めた握手を川人が張り返したところでゴング。

清宮には女性ファンの黄色い声援が飛び、川人には兄貴系の新日本最強幻想を抱いているような野太い声援が飛びます(笑)清宮はちょっと体が細いですが、この頃から団体を背負うような期待感が感じられるスターの原石のようなオーラがありますね。

両者とも若手同士ということもあって、張り手・エルボー・ボディスラム・スリーパーホールドなど基本技で試合を作っていきますが、試合の流れを変えたのは川人のドロップキック!

そこから打撃で清宮を追い込んでいきますが、このペース変えたのも清宮のドロップキックでした。ヒットした瞬間に体を切り返す美しいフォーム

ドロップキックは、攻防両者のタイミングが非常に重要。早すぎると相手との距離が遠く寸足らずになるし、遅すぎると近すぎて詰まってしまって、仕掛けた選手のフォームが崩れてしまう。共同作業といえば語弊がありますが、両者ともに確かな技術が必要な古典技だといえますよね。

オカダ・カズチカによるドロップキックのイメージを定着させたのは棚橋の受け身であることは間違いないですし、やはりドロップキックは攻守両選手によって作り上げられるプロレスの花形だと思います。

そんなドロップキックから攻守スイッチした清宮、若手の伝統伎である逆エビ固めでギブアップを奪いにいき、ロープエスケープには届かず川人は無念のギブアップ。試合時間5分弱であっさりした印象でしたが、注目したいのは、他団体のキャリアが浅い選手同士でうまく試合が成立したことでしょう。

新日系/全日系とそれぞれルーツが異なる両選手ですが、技のミスやタイミングのズレがなく、ドタバタ&ガチャガチャと互いに波長が合わないようなショッパイ試合にならなかったことは、両選手の基礎レベルの高さと両団体における若手選手の水準の高さを物語っていると思いますね。

派手さはないけど基本に忠実な若手同士の戦いをたまには見てみてはいかがでしょうか?

著:週刊プロレス, 編集:週刊プロレス
¥3,850 (2024/04/27 08:32時点 | Amazon調べ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました