新日本プロレスワールド【NJPW今日は何の日】2016年10月21日:中西&ヨシタツVS裕ニ郎&BONE SOLDIERについて考える

こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド!

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合をご紹介したいと思います!

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10月21日は何の日?

今回は2016年10月21日、後楽園ホールで開催された『Road tonPOWERSTRUGGLE』大会の、この試合をテーマに考えてみることにしましょう!

最近の新日本プロレスでは、ビッグマッチに向けての前哨戦として位置する大会は、「Road to〜」と銘打たれることが多いですが、今日の試合もそんな変哲もないある日の後楽園の第二試合

だけど改めてメンツを見ると、たった6年前なのに現在進行形の新日本プロレスと比べると、すごく違和感がありますね。

中西学は引退し、ヨシタツは主戦場を全日本プロレスに変え、初代BONE SOLDIERは消息を絶ちました。だけど、高橋裕二郎は見た目も試合スタイルもほぼ変わっていない(笑)

平澤光秀というレスラー

今回の試合を語るうえで”BONE SOLDIER”の存在は欠かせません。

2022年現在、BONE SOLDIERというギミックはJr.ヘビー級の石森太二が継承していますが(決め台詞はIt’s REBORN/ボーンソルジャー再びという意味と、前に所属していたNOAHがリボーンというキャッチコピーを打ち出していたことの皮肉でしょう)、初代のBONE SOLDIERが存在するのを最近のファンの方はご存じでしょうか

その正体は引退した平澤光秀だというのが定説ですが、この選手かなりの多くの変身を繰り返したレスラーなのです。

アマレスの猛者で素顔&本名の平澤光秀としてデビューし、青義軍所属で前座戦線でそれなりに活躍。プエルトリコへの海外遠征を経て、山賊のような出で立ちのヒデオ・サイトーという怪奇派ヒールレスラーに変身し、必殺のカナディアンデスグリップを引っ提げて帰国。G1クライマックスに出場するもジョバーの枠から抜け出せず低迷します。

そんな不人気No.1のころ、急にキャプテン・アメリカを模したキャプテン・ニュージャパンというマスクマンに変身し登場。相変わらず負け役ではあるものの、それなりの役割でポジションを獲得したかに見えました。

が、ヨシタツが提唱した対バレットクラブのユニット”ハンタークラブ”に加入要請するも、ヨシタツに渋られて逆上。(確かキャプテン加入を認めるかどうかのTwitter投票があったように記憶しています)前触れもなくバレットクラブに加入し、BONE SOLDIERとして転生したのです。

そしてその数か月後、新日本プロレスの契約更改月である1月をもってひっそりとフェードアウトしてしまいました。

選手のギミックは誰が考えるのか

プロレスラーは見た目や強さだけではなく、頭の機転・回転や試合運びの上手さ、また自己プロデュース力などが求められる、かなり特殊で難しい職業であると思っています。要はすべての項目において非常に高いセンスが求められる、ということです。

平澤は自分自身で怪奇派のヒデオ・サイト―やキャプテンニュージャパン、BONE SOLDIERを思いついたのか、それとも会社に指示されてやっていたのか、どっちなんでしょうか。

私はキャプテンニュージャパンのキャラクターはすごく好きだったんです(ダメで弱いヒーローがいたっていいし、負ける選手がいるのもプロレスの醍醐味だと思うので)。だけど、彼の繰り出す技の数々がヒロイックじゃないことから、「ああこの選手はプロレスセンスがないんだな」って決めつけてしまっていました。

だってキャプテンニュージャパンの必殺技もヒデオ・サイト―時代と同じ首絞め技であるカリビアン・デス・グリップなんだもん。ヒーローが首絞めちゃダメでしょ、しかも技名も変えないんだもん。繋ぎ技のジャンピング大外刈りも平澤時代と同じ技名の”ヒラボトム”だったし、なんかそういう世界観のなさや設定の甘さが言われてやらされている職業レスラーに見えてしまってノレなかったんですよね。

なんだか試合に勝とうとしているっていうよりも消化しているって感じがあって…。海外武者修行先がプエルトリコっていうのも、なんだか示唆するものを感じますね

プロレスラーって、独特の脳みそや思考が求められる表現者なんだろうなあってつくづく思います。

試合内容

というわけで、この試合のテーマは「バレットクラブハンターのヨシタツとグレてBONE SOLDIERになった元キャプテンの対決」でしょう。なんてことはない大会のアンダーカードで、こうした因縁ストーリーがあるっていうのはかなり贅沢ですよね。こうやって自分でアングルを作っていく・話題を提供していくヨシタツ選手は立派だなあっていつも思っています。

さて、試合はいうと各選手が見せ場を作ることもなく(かろうじて中西がホー→ラリアット、アルゼンチンバックブリーカーを繰り出す)あっと言う間に終了します。裕二郎の金的攻撃→BONE SOLDIERによるレフェリー暴行からBONE SOLDIERのベルトを使ったヨシタツへのムチ攻撃で反則負け

そんなことをやるためにBONE SOLDIERに転身したのか!?ただのバレットクラブ側の負け役要因じゃないのか!?と思わせる試合展開でした。

あまり見返すことがない試合ですが、在りし日の初代BONE SOLDIERを確認できる数少ない試合でしょう。

著:週刊プロレス, 編集:週刊プロレス
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