【山形の秘境】大正ロマン漂うレトロな温泉街、銀山温泉の観光モデルケースを紹介!その2:旅館編

こんにちは!アツコアツオです。

銀山温泉周辺の観光モデルケースを紹介しておりますが、今回は第2回:旅館編です!

第1回:温泉街編第3回:大石田駅編もぜひどうぞ!)

銀山温泉の中でも最も華やかなエリア、銀山川を挟んだ旅館街のど真ん中にある「古勢屋別館」に宿泊しましたので、旅館の設備や温泉などについて紹介したいと思います!

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古勢屋別館

古勢屋別館は木造建築で、旅館街に立ち並ぶ古旅館のなかでも1、2を争うぐらいレトロな外観です。

この「古勢屋別館」に宿泊し、皆さんに伝えたいことを先に申し上げますと…

<グッドポイント>
・宿泊するなら絶対に通り沿いが良い
・館内利用中アルコール・ドリンク飲み放題
・温泉は2種類+他ホテルのも利用できる
・スタッフはメチャ丁寧
・大満足の夕食&朝食

<バッドポイント>
・客室内で足音や話し声が丸聞こえ
・温泉は古くて風情あるがちょっと怖い

という感想です。

細かく説明していきますので、興味がある方はぜひ読んでくださいね。

古勢屋別館の場所

温泉街エリアに入って、最も雰囲気がある場所に位置しています。

店構えも相当レトロでしょう?

では、さっそく入っていきましょう!

館内紹介

旅館に入ると奥のエレベーターに続く細い通路がありまして、通路沿いにフロントと温泉(2種類)、休憩所があります。

スワローネと書いてある場所は旅館利用客が、チェックイン前やチェックアウト後に待機できるような休憩所のようです。

フロントは2組対応できる程度のこじんまりとした広さ。

足湯用のタオルを貸してくれるのはうれしいですね。(とはいえ、訪問時は銀山温泉の足湯は休止中でした)

温泉ランキングの賞状がずらり。信頼できて人気がある旅館のようですね。

スワローネには散策用のグラウンドコートが準備してありますので、温泉街を散策する際に、寒いときは自由に借りることができます。サイズバリエーションが豊富だったので、女性~大柄な男性まで心配なく利用できますよ。

チェックイン後、2階以上の客間に通されるましたが、通路はこんな感じです。この写真だけですと、そうとうヤバそうなビジネスホテルって感じですが…。

おそらく、文化財レベルの木造建築を活かしつつ、館内をリニューアルした際にこうした造りになったんだろう、と想像します。

旅館自体はワンフロアに5部屋程度しかなく、最大でも15組ぐらいしか宿泊できないんじゃないですかね。

そんな意味でも土日に宿泊するのはかなり難しいかもしれません。

客室

続いてお部屋の紹介です。

さっきの通り、木造建築を一部洋風にした感じなので、全体的に高級感はありません。部屋にはトイレもお風呂もありませんのでご注意を!

お風呂は温泉を利用し、トイレは階ごとにある共同(もちろん男女別)トイレを使うことになります。

部屋にお風呂がないですが、クレンジングはおいてありました。

今回宿泊した部屋は、6畳&8畳程度の和室2部屋。1日宿泊するには十分な広さです。

床の間があって歴史を感じさせますね。

館内着として浴衣と持ち帰り可能な靴下がありました。

そして!

今回私は、通りに面した部屋を選びました!ちょっと割高だと思いますけど、一生に一度行くかどうかの温泉街なので、思い切って通り沿いの部屋を予約。

う~ん、なんともリッチな気分になります

外の景色が良く見えます。反面、外から丸見えになるなので、着替える時なんかは注意しましょう。

椅子とテーブルがありますので、窓際でまったりできます。が、12月を過ぎると寒くて長くいれない(笑)

そして、銀山温泉名物のレトロな夜景を部屋から楽しめちゃいます。素晴らしい!

見逃せないデメリット

で、この部屋に宿泊していた際に気になったことなんですが…。

木造建築特有なんでしょうけど、人の足音や階上の部屋のドタドタする音、建物がきしむ音・揺れ、それから隣の部屋の話し声が丸聞こえなんです

大巨人が歩いているのか?と思うほど「ドスドス!!」と歩く音が聞こえたり、地震か?と思うほど部屋が揺れたり、相部屋なの?と勘違いするほど話し声が聞こえたり。

いや、周りの人たちが走り回ったり大声で騒いでいるわけじゃあないんです。周りがうるさかった!というわけではない。とにかく防音が悪いというか、なにもかも筒抜けなんですよ…。

隣はカップルが宿泊していて、話している内容まで丸聞こえでした…。

もちろん、その時の周りの宿泊者にもよるとは思いますが、ゆっくり静かにのんびり部屋で過ごしたい方には向いていないですね。

この旅館に宿泊される方は、このリスクをしっかり認識しておく必要があると思いますので、ぜひご注意を。

お茶菓子

部屋に置いてあったお菓子は2種類。どちらも銀山温泉の名物品で、この旅館で購入することができます。

一つ目は「大正ロマン」というコーヒー味の洋菓子。

侮るなかれ、これが結構おいしいんです。素朴な優しい味。

そして、「一粒の想い」というブドウ味の和菓子。

ちょっと果肉がが入っていて、甘酸っぱくてこれもおいしい!

どちらもお土産に買ってしまいましたが、土地のものを食べるっていうのは健康的で良いものですね。

NHKのテレビ番組「チコちゃんに叱られる」によりますと、旅館の部屋にお菓子が置いてある理由は”血糖値を上げるため”だそうですよ。

温泉に入って体調が悪くならないような配慮から始まった風習かもしれませんね。

温泉

続いて、温泉の紹介です。

「古勢屋別館」には2種類のお風呂があります。

ちか湯と金太郎湯。男女の入れ替え時間ありますので、どちらも楽しみたいところ。

脱場所が狭くて古いので、雰囲気があるとも言えますが、ちょっと怖いムードもあります。幸か不幸か、私が入った時間(夜や早朝)は誰もいなかったので…。極度の怖がりの方は誰かと一緒に行った方が良いかも。

2種類利用できるどちらのお風呂も、1階の通路の左右に面してあります。

通路沿いに左側が金太郎湯、右側がちか湯です。

ちか湯の暖簾を撮影するのを忘れてしまった!金太郎湯のみですみません。

温泉の効能はこんな感じです。あまり詳しくないですが、ちゃんと証明書があります。

銀山荘の温泉

そして、「古勢屋別館」に宿泊した方は、系列ホテルの「銀山荘」の温泉も利用することができます

「銀山荘」は銀山温泉街のもっとも入口にあるホテルです。この地区でひときわ大きい洋館ホテルですから、すぐにわかると思いますよ。

さっきの「古勢屋別館」とは佇まいが全然違います(笑)

快適を取るか、風情を取るかは好みになってきますね

完全にグランドホテルです!

そして、1階にある大浴場が利用できますよ!

館内を進んでいくと…

男湯・女湯がありました。「銀山荘」の温泉は男女入れ替え制ではないのですね。

というわけで、「古勢屋別館」の2種類の温泉を楽しみつつ、この「銀山荘」の大浴場にも足を運んでみてはいかがでしょうか?

館内フリードリンク

ナント、宿泊時はアルコール含めてフリードリンクです!
(時期によって異なるかもしれないので、事前に旅館へご確認を)

生ビールも飲めました!
冷酒に熱燗!
焼酎もあるでよ!
果実酒etc

お品書きはこんな感じ。有料の日本酒もありますけど、無料版で十分でしょ!

夕食

続いて夕食の献立を。

この日の食事を網羅しているので、「楽しみにしたい!」という方は読み飛ばしてくださいね。

前菜から盛りだくさんです。
ぶりしゃぶ。写真にはないですが着火剤付きの鍋でシャブシャブしました。
ビーフシチューは大きな具がたくさん入っていました。
とろ~り茶碗蒸しです。
かなり具沢山の味噌汁。
さすが米どころ山形、白米がうまいんじゃ。大盛りもおかわりも無料!
デザートは3種類でてきます!

朝食

そして朝食も紹介します。こちらも、全貌を楽しみに取っておきたい方は読み飛ばしてください。

和食中心に食べ応えがある小鉢たち。
さらにおかず(小)があって充実しています。
やさしい出汁がでた暖かいミニ鍋です。
ドラマ「おしん」から着想を得たという大根の漬物。かなりウマイ。

写真にはないですが、朝食の白ご飯も大盛り&お代わり無料でした。

大満足の食事

夕食は品数が多く大満足のコースメニューでしたし、朝食も丁度良い量でした!質も量もちゃんと楽しめる最高の食事でしたね。

旅行に行った際はバイキング形式の食事が多かったのですが、テーブルで提供してくれるコースをゆっくり食べるっていうのもいいですね。

バイキングは好きなものをたくさん食べることができますが、どこの宿舎も似たり寄ったりで、とびっきりおいしいメニューがすくなかったりします。今回のようにおいしいおかずを少しづつ、のんびり楽しむ方が満足度高いかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか?

温泉好きなら一度は行ってみたい銀山温泉。その中でもかなり古風で歴史的な雰囲気がある「古勢屋別館」に宿泊しました。

冒頭に良かったところ・悪かったところをまとめましたが、結論をいうと隣の部屋の声が筒抜けであること以外は、非常に満足度が高かったです!

繰り返しになりますが、特段その客がうるさかったわけじゃないんでね…。もう仕方ないことなんですけど。その分、誰の身にも起こりうること。この点は覚悟した上で宿泊した方がよいと思います。静かだったらそれにこしたことないですからね。

寝れなかったぞっていうのは声を大にして皆さんにお伝えしておきます(笑)

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