CMLL FANTASTICA MANIA、ナマハゲ登場タッグ戦

こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド！

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

普段は新日本プロレスワールドのアーカイブにある毎週金曜日の過去試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合をご紹介しているのですが、今日の1月13日は新日本プロレスワールドのアーカイブ試合がなくって、その前日にもアーカイブ試合がなかったため、2日前日の1月11日の試合を紹介したいと思います！

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1月11日は何の日？

1月11日は何の日？

今回は、2019年1月11日、大阪府立体育会館・第二競技場で行われたこの試合をテーマに考えてみることにしましょう！

新日本プロレスのイッテヨンドーム明けのお祭り的イベント、CMLL FANTASTICA MANIAの一戦です！

FANTASTICA MANIA

いつしか、新日本プロレス新春に風物詩となりましたFANTASTICA MANIA。

メキシコの老舗プロレス団体のCMLLの選手を招聘し、本場さながらのルチャ・リブレを見せてくれる特別興行です。新日本プロレスの数あるシリーズの中でも、最も楽しくて多幸感あふれる興行といっても過言ではないでしょう。

本興行の主役はあくまでメキシコ・CMLLの選手たち。もちろん新日本プロレスの選手も登場しますけど、どちらかというとサポート役に徹しているという感じで、まさに特別興行といったシリーズです。

それと、最近のFANTASTICA MANIAでは、メキシコ修行にいっていた新日本プロレスのレスラーが、修業時代のキャラクターで登場することもあって、一粒で三度おいしい興行になっていますね。

例えば、本試合に登場したナマハゲ選手は、CMLLへ武者修行のために遠征していたエル・デスペラード選手が正体だと目されていますし、袂を分かった元ROPPONGI 3KのSHO＆YOHは、風神＆雷神なるマスクマンで登場しました。古くは、高橋ヒロムがカマイタチというマスクマンで登場したこともあります。また、棚橋弘至はフェイスペイントのルード風キャラに扮したこともありましたね。

現在のCMLLの選手たちが見られて、それに新日本プロレスの選手たちが絡んでいき、さらに新日本プロレスの選手が武者修行時代のキャラクターに回帰する（場合もある）という、超プレミアムな興行なのです！

試合展開

というわけで、本試合の紹介です。

KUSHIDAが1月の契約満了を持って新日本プロレスを退団するという、ラストランのタイミングであり、またナマハゲ選手が初登場の大会でもありました。本試合は、その日本人選手に加えて、スペル・エストレージャー（スーパースターの意）のボラドールJr.（超イケメン！）とソベラーノJr.（青いコスチュームの長身マスクマン）、WWE帰りのカリスティコ（初代ミスティコ、WWE時代はシン・カラとして活躍）、原始人風ギミックのバルバロ・カベルナリオが中心となって試合が進みました。

先の通り、KUSHIDAラストランの時期であることや、初登場ナマハゲはなんのその。両選手はほとんどおまけ程度の扱いで、CMLLの選手たちが中心に試合が進行。

ルチャリブレは飛んだり跳ねたりだけではありませんが、試合はやはりスピーディーな試合展開になりました。ボラドールJr.のノータッチトペコン、ソベラーノJr.のトルニージョ（立て回転の体当たり）を経て、勝負はボラドールJrとカリスティコへ。

両選手はシリーズ最終戦でシングルマッチが組まれており、本試合はその前哨戦となっていましたが、カリスティコのラ・ミスティカ（ヘッドシザーズの回転式脇固め）でギブアップ勝ち。カリスティコ組に軍配が上がりました。