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アツコアツオが読破したプロレス書籍をまとめています。
本日の一冊はコチラ。
『BUSHI自伝 EN SERIOマジで!』



内藤&BUSHIの退団
最初に白状しておくが、私は新日本を退団した内藤哲也とBUSHIに対してあまり好意的な印象を持っていない。さらに、厳密にいうと両選手には少し違った感情を持ってもいる。
内藤はロスインゴ晩年は明らかに十分なファイトが出来ておらず、目か膝がどちらかからくる影響なのか、技の精度や説得力に欠ける試合がとても多かった。そんな中、新日本との契約更改の交渉においてフロントと平行線をたどり、結果的に退団になってしまった。
退団理由は明らかになっていないが(それ自体は別に構わないと思うが)、静養や治療に時間を掛けるための退団だったのか、それともなにか野望があっての退団なのか…。野望だとすると現状の試合のクオリティでどんな展開があるんだろうとボンヤリ思っていた。
ただ、BUSHIの場合は少し違う。一度新日本と契約を終えたにもかかわらず、内藤の退団に追随する形で突然辞めた。
内藤と行動を共にするんだろうとは思ったが、契約を反故にしてまで辞めることに身勝手さを感じてしまった。そして、そんな退団経緯があるのに、あろうことか棚橋弘至引退セレモニーにまで登場する始末…。内藤と棚橋はエモいエピソードはたくさんあるが、アンタは関係ないだろう!そう思ってしまった。
もっとも、もちろん勝手に押し掛けたわけではないだろうし新日本が許可したんだろうが、かなり印象が悪かったのも事実。
集金団体化するトランキーロス
そして、退団後に「何がやりたいのか!」「紙面飾ってコラ!」と言いたくなるトランキーロスの活動展開にも辟易。
イベントで集金?ロゴ入り靴を売るの?ドイツで試合?え!ビザが取れない?ほんでNOAH?!
そんなことのために新日本を退団したのか…と思い、彼らの動向に全く関心がなくなってしまった。
そんなときに発売された本書。帯にある「X氏不適切行為」とはなんだ…?
何が起こっていたんだ…?
本書の意義
本書を読めば、先ほどの私の疑問点(契約破棄し退団したこと、棚橋引退セレモニーに登場したことなど)はそれなりの記述があり、共感できるかどうかはさておき、理解できるところはあった。
NOAH参戦のきっかけや経緯、そして退団後に詐欺まがいに遭っていたこともはっきり書いてあった。
まえがきにあるが、そもそも本書はそのトランキーロスでのゴタゴタを残すための書籍である。そういう意味では本書の役割は十分に果たしていると思う。外野が騒ぐよりも中心人物から内側の告白があってこそ事実の中立性が保たれる面がある。
そして、それだけではボリュームが足りないから生い立ちやキャリアなどを含めたBUSHI自伝とした、とのこと。
読みどころはやはりX氏
確かに本書の読みどころはそのX氏関係の章であり、正直言ってそれ以外の章はあまり中身がないなと感じてしまった。
BUSHIの生い立ち、浜口ジム、ドラゲー、全日本→レンタル移籍の真相、からあげ屋、試合中のケガ、ロスインゴへの合流など、確かに出来事を振り返っているし「そうだったのか」と思うところも多いんだが…内容に深みがないというか。(断っておくがBUSHIのキャリアに深みがないと言っているわけではない)
早く出版するためにちょっとやっつけ感さえ感じさせる。
加えて、「なぜそんなに金持ちなのか」には全く触れておらずガックリ。本当に嫁はサンリオ重役の娘なのか、金回りの真相ははっきり言って興味があったが、武藤との対談ではしきりに羽振りの良さに突っ込まれていて痛快。
クロムハーツにルイ・ヴィトンなd、普通に考えてイチJr選手のギャラだけでは賄えない身の回りの持ち物ですよ。(そしてからあげ屋は儲かっていないというし…)
思い切ってBUSHIの海外ブランドコレクションとかあった方がスカッとするもんである。
読むなら「今」
本書はX氏関連に詳しいため読むなら今だ。
数年後に読んでも???になるだろうから、気になる方は時期を逃さず手に取ってみてほしい。
近年のプロレス界において、内藤哲也ほど一大ムーブメントを作り、カリスマ的人気を得て莫大なグッズロイヤリティを稼ぐレスラーはいなかっただろう。
そんな内藤がなぜこんなトラブル巻き込まれなければならないのか…。
タイガーマスクwithショウジ・コンチャ、前田日明with田中正悟、アントニオ猪木with取り巻きetc
プロレス界の成功者には必ず怪しい人物が近づいてくる。
その大いなる法則と教訓となるはずだ。
▼参考にX氏関連の話題をまとめたサイトを貼っておく。X氏側からみた記事なので本書で当事者に近しいBUSHIの主張と照らし合わせてみるのがよいだろう。
内容★☆☆☆☆
赤裸々★★★☆☆
ケーフェイ★☆☆☆☆
レア度★☆☆☆☆
必読度★★☆☆☆
一言コメント:
雷神明だけはガチ!

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