こんにちは!アツコアツオです。
今回は、15年以上ぶりに参加しました、SEX MACHINEGUNS25周年ライブのレポートをお届けしたいと思います!
ライブブランクなんてどこ吹く風!久しぶりに参加した元マシンガーでも、始まった瞬間にテンション爆上げで、当時の青春を取り戻すぐらいに時間を忘れて楽しむことが出来ました。
メンバーは変わってしまったけれど、当時と同じ熱量で高いレベルのライブパフォーマンスを見せてくれましたよ!
今後は全国ツアーがあると思いますので、現役ファンはもちろん、元マシンガーや存在は知っているけどライブを見たことがないという方、間違いなく大満足のライブになりますので、参加されることをオススメします!
そんなわけで、ライブレポートをお届けしましょう!
SEX MACHINEGUNS25周年ライブ
ライブ会場はJRや京急の川崎駅から徒歩数分のクラブチッタ。キャパMAX1000人程度のライブハウスで、私にとっては稲川淳二のオールナイト怪談ライブでお馴染みの会場です(笑)
メンバーを振り返る
現在のマシンガンズのメンバーは、リーダーでギターボーカルのAnchang(リーダーであり結成時からずっと在籍)、ベースのSHINGO☆(2008年から在籍)、ギターのSUSSY(一度脱退し現在はサポートメンバー)、ドラムのTHOMAS(2022から在籍)という布陣。
現時点において、マシンガンズが世間的な認識で最も勢いがあった時期は「第三期」と呼ばれている<Anchang/NOISY/SUSSY→PANTHER/SYPAN JOE→HIMAWARI>が在籍した時代でしょう。
第三期はメディア露出が多く絶大な人気を誇ったものの、残念ながら日本武道館でのライブで解散。そこから「第四期」として復活し<Anchang/PANTHER/SYPAN JOE/KENJILAW>体制が始動。史上もっとも演奏力が高かったメンバーと思っていたのですが、短命で活動休止になってしまい…以後は頻繁にメンバーが交代することになります。(私はこの頃から離れてしまいました…)
観客の皆さんを見ていると、当時から熱心なファンなんだろうと思われる女性ファンの方がたくさんいて、(たぶんライブ会場で頻繁に遭遇する)お友達と楽しそうにお話ししているのが印象的でした。
客層はメタラーというより、ビジュアル系のファンがそのままついてきているといった感じ。それは当時から変わりませんね。
ライブ!
開演30分ぐらい前に入場すると、ライブハウス内は前から半分ぐらい埋まっていて、後ろの方はまばらという状態でした。
私の整理番号は500番台だったのですが、以降に購入した人や当日券の方も合わせると700人ぐらいのオーディエンスだったかもしれませんね。※余談ですが、クラブチッタのロッカールームは十分な数が用意されていて、無事に荷物を預けることが出来ました。
私はわりと空いていたSUSSY側の前の方に陣とりまして、かなりステージから近かったです。
最初の曲は…
ロッカーに荷物を預け、手持ち無沙汰のまま開演を待ちながら、定刻より遅れること約10分…。暗くなった会場に鳴り響いたのは…!
”当時”のマシンガンズライブと変わらない『Introduction』!
最近のマシンガンズのオープニングは『Overture』という曲だと思っていたので、重低音ベースと泣きのツインギターが響き渡る『Introduction』から始まるだけで、もうすでに滾っちゃうってもんですよ!
Anchangは黒いロングコート、SHINGO☆は革ジャン、THOMASはTシャツ、SUSSYは鋼鉄鎧を身にまとう戦士風の出で立ちで登場。
オープニングに続き、1曲目は『みかんのうた』!
マシンガンズ史上最も有名であろうこの曲。以前と変わらない演者の振り付けに、体が自然とついていきました。
続くはこちらも代表曲『ONIGUNSOW』。幼いころ誰しもがもっている原体験、給食に嫌いなものが入っていてどうしても食べられない、昼休みに取り残される少年少女の悲哀を、ハイスピードかつコミカルに歌った名曲(真面目に説明してどーする)。
ここでMCになり、今回の観客数は普段のライブよりも多かったらしく、25周年記念ということもあるし事前に宣伝にも力が入っていたから、久しぶりにきた客もバンド関係者も多いだろう、とのこと。
一方、「毎回全力でライブをやっているので、特別なことはありません」(趣意)とAnchang。この発言は数年たっても変わってないですね(笑)
特別なことはやらないというのは、リーダーのこだわりや信念なんでしょう。(せっかく過去のメンバーがたくさんいるんだから、聖飢魔Ⅱのサタンオールスターズ方式ができればおもしろいのに、なんて安直に考えちゃいますけどね)
どんどんボルテージがあがる!
SHINGO☆の”日本”振りから、『JAPAN~食べたいなめたい危険地帯~森のくまさん』と続けて演奏。『森のくまさん』は「第五期」以降の定番曲のようですがライブ向きの曲ですね。あまり聴き込んでなかったのですが、なんとかついていくことが出来ました(笑)
さらにはMCでの五反田フリから、メジャーデビュー曲『HANABI-la大回転』…!私は「第三期」はけっこう太客のマシンガーだったのですが、この曲をライブ会場で聞いた記憶がない…。
歌謡曲っぽいメロデイーにコール&レスポンスな展開がないことから、ライブではちょっと乗りにくいかもしれませんが、反面じっくり聞き入ってしまいました。サビはヘドバン向きですね!
Anchangは再三、「周年だからといって特別なことはしない」と話されていましたが、デビュー曲である『HANABI-la~』を演るのは、それだけで特別なんじゃあないですか!?
しっとり系からバラード風ナンバー『そこに、あなたが…』ではSUSSYがギターソロを弾いていてすごく新鮮でしたし、続く『Iron cross』は”あの頃”のマシンガンズをバリバリ再現しているようで、ちょっとジーンときてしまいました…。改めて聴くと、かっこいいようで詩の内容は謎がいっぱいです(笑)
デーモン閣下登場!
そして!
本ライブもう一つの見どころは特別ゲストのデーモン閣下登場でしょう!
2002年のお台場野外ライブ「野ざらし」以来の登場と思われますが、当時はDeep Purple『BURN』と聖飢魔Ⅱ『1999 SECRET OBJECT』を歌ってくれました!(当時、わたしは会場にいたのではっきり覚えている!)
その時閣下は、「せっかくだったらマシンガンズの曲をやればよかった」とおっしゃっていたので、今回はマシンガンズの曲をやってくれるのでは…と妄想していたのですが、「第四期」マシンガンズを代表するといっても過言ではないキラーチューン『HEAVY METAL THANDER』を歌ってくれました!(この曲、イントロが『1999 SECRET OBJECT』に激似ですよね笑)
のっけからハイトーンシャウト、聖飢魔Ⅱではないデーモン閣下は私にとってとても新鮮!
歌い終えた閣下は、MCで「例のものを持ってこい!」と侍従に指示。まさかリンゴを使った例のイニシエーションか…と思ったら、熨斗紙付きの25周年のお祝いだったというひとネタもあり、2曲目『太陽がいっぱい』に突入!
閣下の出番は2曲だけということで、聖飢魔Ⅱの曲は聞けませんでしたが、貴重な閣下ソロ曲を聞くことが出来ました!(思えば赤いご尊顔を生で見るのは初めて!)
新曲含む、終盤戦へ
閣下がマシンガンズライブの空気をガラッと変えて颯爽と去っていきましたので、残ったメンバーはなんだか変な雰囲気でMCが進行(メンバー談)。
Anchang曰くライデン湯沢殿下のリズムを意識したという『燃えろ!!ジャパメタ』、「第五期」における名曲であり、メタル番組「ヘビメタさん」のエンディングテーマ(誰がわかるの)『愛人28』と激しいナンバーが続きます。
ラスト3曲と宣言し「劇場版こち亀」のSEX MACHINEGUN名義の名曲『語れ!!涙』、Anchangの鹿児島在住時代にインスピレーションを得たであろう『桜島』、そしてラストはインディーズ時代から演りつづける名曲『Fire』でまさに燃え尽きてフィニッシュ!
『Fire』では、FMW時限爆弾デスマッチで大仁田が場外で被弾しそう火柱が、惜しげもなく過激に吹き上がり、ギターソロ前にはAnchangが手に持ったたいまつを口からの噴射し、Fire after Fireな展開に…!
演出にもメチャメチャ力が入っていました。
encore
encoreでは新アルバム『地獄の暴走列車』から、SUSSY作曲の『震え』を披露し(SUSSYボーカルバージョン!)、マシンガンズライブの定番『ファミレス・ボンバー』(後半に演奏されるのは珍しいかも)ではみんなで一緒に大ジャンプ!
オーラスの〆はAnchang曰く「これをやったら客は帰る」(笑)という、マシンガンズにとって大黒柱的存在『SEX MACHINEGUN』で、encoreは1回のみだったものの、大満足なセットリストでした。
全体を通してみると「第三期」「第四期」の曲が多くて(というかほとんど)、古参向けのセットリストのような気がしました。
25周年で集まった久しぶりの観客にとっては超特別な夜になったのではないでしょうか!
SEX MACHINEGUNSの皆さん、素敵な夜をありがとうございました!
2023年4月15日(土)
25周年クラブチッタ2DAYS/2日目
セットリスト
Intoroduction
みかんのうた
ONIGUNSOW
JAPAN
食べたいなめたい危険地帯
森のくまさん
HANABI-la大回転
そこに、あなたが…
Iron cross
HEAVY METAL THUNDER(デーモン閣下)
太陽がいっぱい(デーモン閣下)
燃えろ!!ジャパメタ
愛人28
語れ!!涙
桜島
Fire
~encore~
震え
ファミレス・ボンバー
SEX MACHINEGUN
今のSEX MACHINEGUNSを知ってほしい
このページを見てくれている方は、少なからずSEX MACHINEGUNSに興味がある方でしょう。
「最近ご無沙汰なんだけど」という方は、公式YouTubeチャンネルがUPしている新曲『燃えろ!!ジャパメタ』と無料のライブ配信を見ていってよ!
『地獄の暴走列車』
新アルバム『地獄の暴走列車』はSEX MACHINEGUNS史上、最もヘヴィメタルなアルバムであることは間違いないでしょう!
「ふ・る・え~!」のシャウトからいきなり始まる『震え』、ジャパメタの先人リスペクトな歌詞が満載で、マシンガンズにしては珍しいドストレートな曲名である『燃えろ!!ジャパメタ』、まだまだ日曜日のアニメにインスパイアされる『唇な男』、激しいギターリフに反して中身がない(褒めてます!)ポップな歌詞が印象的な『ポ』、CMソングでお馴染みの軽減税率のややこしさを歌った『メタルタックスマン』など、ほとんど息つく間がないほどハードでヘヴィな曲ばかり!
公式YouTubeチャンネルをみて興味を持った方は、是非チェックしてみてください!
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