【リアル淳二】『MYSTERY NIGHT TOUR2022 稲川淳二の怪談ナイト 』中野サンプラザ公演のライブレポート!

【2023年7月16日】記事を追記しました

稲川淳二の怪談を整理する、怪談!稲川倉庫です。

今回は、30年連続公演!今年もあいつがやってくる…『MYSTERY NIGHT TOUR2022 稲川淳二の怪談ナイト 』の中野サンプラザ公演のライブレポートをお届けします!

私にとっては、ほんっとに久しぶりのナマ淳二。前回はたしか”あえて新作ではなくて過去の名作を中心”にしたライブだったような気がしますので、それでいうと2012年ぶり以来かもしれないです。

座長は今年で75歳を迎えられ、よく「後期高齢者だ」と冗談っぽくおっしゃっていますけど、この怪談ナイトもいつまで続けていただけるかわからないですもんね。

ましてや、今年の夏は座長が新型コロナウイルスに感染されたというニュースもありましたし、座長がライブを続けてくれる限りは観に行こう!と決意を新たに、台風が近づく都心でしたが、雨が降りしきる中、怪談ナイトに参加してきました。

会場の様子、グッズ、ライブの様子などなど、重要なネタバレは極力避けつつも、臨場感たっぷりにお届けしたいと思います!

会場・開演はカイの字は”怪”になっています。粋な演出ですね!
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2022年9月23日(金)祝日『MYSTERY NIGHT TOUR2022 稲川淳二の怪談』中野サンプラザホール

中野サンプラザホールはミュージシャンのライブ会場としては有名ですね。中野サンプラザ自体は商業施設が入る複合ビルなのですが、その2階にあるのが中野サンプラザホール。

地下にはボーリング場や漫画喫茶などもありますが、2023年7月にはビルが閉館になるそうです。もしかすると、怪談ナイトが中野サンプラザホールで開催されるのは今回が最後になるかもしれませんね。

会場の様子

いろんな看板が掲げてあって、けっこう雰囲気を盛り上げてくれます。

かつては座長が舞台に現れた瞬間に、「淳二~」「座長~」「淳ちゃ~ん」などいろいろ声をかけれたんですがね。声は出せないですけど、みんな黙って拍手して座長を盛り上げましょう!

タペストリー

ホール入り口の左右に2種類のタペストリーがありました。

ノボリ

グッズ売り場近くにはいくつかのノボリが立っていました。

提灯(ちょうちん)

グッズなどの物販

グッズの全リストです。
定番のタオルから、座長の独特なフォントを活かしたハンカチもあります。
ちょっと高いですがこれもいいですね。
うちわやTシャツ。ハードコアチョコレートからTシャツでませんかね?題材的にぴったりだと思うんですが。
湯呑、グラスのほかに、サーモスの水筒もありました。
エコバックですね。

ミュージシャンのツアーグッズばりに色んなグッズが揃っています

特におすすめのグッズ

そして、私が断然オススメするのが、DVD『生き人形』です!

このDVDは現在入手困難で、新品はおろか中古ショップやオークションでもプレミア価格になっていますので、新品が定価で買える絶好の機会です。

また、会場ではCDやDVDは特別価格で販売されていて、消費税がかからない価格設定になっています。

というわけで買っちゃいました!

稲川怪談の人気NO.1でしょう!
御覧の通りバーコードがありませんので、流通版ではない模様。だからこそ今でも会場で手に入る?

繰り返しになりますが、CD/DVDを集めている方は会場で買うのが断然お得ですよ!

とにかく現金は多めに持っていこう

グッズ購入を予定している方!

場内の物販は現金しか使えません!

電子マネーはもとより、クレジットカードも使えませんので、購入予定の方は注意して下さいね。

私はほとんど現金を持ち歩かないので手持ちがなく、クレジットカードが使えると思っていたのですが現金が足りなかったため、狙っていたポストカードは次回以降にお預けとなりました…。

公演の様子

さあ、ここからが本番ですね。

怪演時間までは、禍々しいギターソロと重低音ベース&ドラムのハードロックサウンドがずーっとかかっていました。

これが”怪談ナイト新たなテーマソング”VORCHAOSの『MYSTRY NIGHT TOUR』なのか?すみませんが、これが新たなテーマソングなのか自信がないです…。

定刻になると、お姉さんが注意事項を含んだ前説で雰囲気を盛り上げてくれた後、馴染みのあるオープニングテーマにのって座長が登場しました。着物とうちわと提灯を持ったいつものスタイルで、客席をあますことなく、観客に向かって手を振ってくれました。

私はずいぶん後ろの席でよく見えなかったのですが、年齢を感じさせることなくお元気な様子で、それが一番うれしかった!

今回の舞台のセットはけっこう簡素な感じ。建物の壁だけがあるようなセットで、毎年派手にやっている印象だったんですけど、ツアーで回りますからコロナウイルスを意識して、トラックの荷物を簡素化する影響なのかもしれません。

それから、実際の怪談に入る前に、けっこう長尺で世間話があるんですが、今回は割と短めでさくっと本編に突入しました。今回の公演は録画してある(DVDになる?)・話の数が多いとのことだったので、導入部分の世間話が短かったのかも。

公演を観に行こうか悩んでいる方へ

怪談ナイトは座長が怖い話を語る場でありますから、当然ながら”怖い”んですが、場内の雰囲気は非常にゆったりしていてアットホームなムードです。子供や若い人もいるんですが、どちらかというと観客の年齢層が高めなので、静かでのんびりした時間を過ごすことができますよ。

怖い話ではありますが、まったくといっていいほど怖い環境ではないので安心して下さい

忙しい現代人ですが、約2時間ばかしの静かな環境の中で、座長の怪談を聞くっていうのも心が洗われますよ。寝てしまってもいいんです、穏やかな気持ちで聞いてください。って座長もおっしゃってました。

当日語られた怪談

以降、私なりに語られた怪談を少し紹介します。

公演時点ではタイトルが明かされている状態ではないので、アツコアツオの独断でタイトルを付けてみました

いつかメディアで語られる時にはタイトルが付きますので、そのうち答え合わせできると思います(笑)

4スタに出る霊(仮名)

隅田川沿いのスタジオの話なんです。このスタジオは他の怪談でも頻繁に登場する”浜町スタジオ”じゃないですかねえ。建設中に地面を掘り起こしたら、空襲で焼けてしまって埋められた、白骨化した死体が出てきたっていう。

放送局や収録スタジオっていうのは、電波を使いますから霊を呼び寄せやすいんだな。で、この話の主人公は深夜にスタジオにこもって作業をしていたんですが…。

新作っぽい話ではあるんですが、稲川怪談の種類で言うと、かなりオーソドックスな話です。

スニーカーを探す男(仮名)

この話、面白いです。”どうやって霊と遭遇するか”にフォーカスされていますね。すでに霊が存在する・出るっていうのは周知の事実で物語が進んでいきますが、導入部分もけっこう凝っていて、話に引き込まれてしまいます。

ある老人ホームが取り壊されてマンションが建ったんです。で、主人公はそこに引っ越すことになった。新築してすぐではなくて、以前の持ち主がいた部屋なんです。このマンションはバルコニーが結構広い。バルコニーで酒でも飲みながらゆっくり過ごせるんじゃないかと期待して、入居することになった。

ある日、バルコニーに見知らぬスニーカーが置いてあることに気づいたんです。自分の部屋から出て、バルコニーの方につま先を向けて、靴が1足綺麗に並べられている。自分のスニーカーではないし、住んでいるのは4階ですからね。誰も来れるはずがないんですが、ハテナ~と思いながら玄関の戸棚にしまったんです。

それから、夜中になると来訪者が押し寄せることになってしまうのです…。

不思議な芸人(仮名)

「これは怪談ではないかもしれないんですが」と前置きされたうえで語られた、座長の身の回りで起きたあるスタッフにまつわる奇妙なお話しなんです。わたし、今回のライブではこれが一番好きだな。

確かに、霊現象があるわけでもないし、ヒトコワ系でもない。何の脈絡もない不思議な話の連続なんですけど、なんだかおかしくって笑ってしまうエピソードも多くて。で、最後はなんだか妙に優しい温かい気持ちになってしまう、そんな感じがしましたね。

Z世代(って決して一括りにいっちゃだめなんですが)の今風な若者、売れない若手芸人クンにまつわる、不思議なお話しです。

月の魔力(仮名)

あるダンスサークルの学生が体験したお話し。合宿先では、蛍が見えるといううっそうとした森があった。その日はスーパームーンで、なんだか気分も盛り上がっちゃってる。

3人の男女はその森で蛍をみた帰り、ショートカットができそうな雑木林を突っ切って、自分たちのコテージに帰ろうとするんですが、そこで不気味な光景を目にしてしまうのです…。

スーパームーンの魔力が引き起こした幻覚だったのか、それともそんな日に、夜な夜な使者が甦って行われている儀式だったのか。どちらにしても、彼らが見たその光景は、この世のものではなかったようですね。

瀬戸内の女子高にまつわる七不思議(仮名)

この話、超大作ですよ。最後の最後まで話の展開というかオチというか、それがなかなか見えなかったんですが、終盤になって見事に結実します。

瀬戸内にある女子高では、新入生に学校の七不思議を聞かせて驚かすというのが恒例になっていたんです。七不思議自体は、作り話もあれば事実に基づいた話も合って、虚実入り乱れるっていうのかな。すでに伝説のような状況になっていたんです。

この日も例年通りに新入生に対して、先輩たちが学校に伝わる七不思議をひとつづつ語っていくんですが…。

この怪談ね。一つ一つの七不思議に対して、座長は結構丁寧に話すんですよ。というのは、実は一つ一つの話が、のちになって繋がることになるんです。最後まで聞くと、(あ!そういうことか!)と思わず納得しちゃいました。

見事な構成に脱帽!のちになって絶対にCDに収録される名作だと思います。

心霊写真のコーナー

怪談の後は、毎年恒例の心霊写真のコーナーです。今年はちょっと早い進行な印象。時間がなかったのかな?

最初の方は”ニセモノ”の心霊写真。私が初見だったのは、シーナ&ロケッツの写真ですね。シーナ&ロケッツは昭和のロックバンドなんですが、ライブ中や観光名所での写真が紹介されていました。

それから、毎年お馴染みになっているであろう「テレビに映る男」と「カーブミラーに映る顔」でフィニッシュ。ほんと、今年はサクサク進みました(笑)

さいごに

いかがだったでしょうか?

過去に怪談ナイトに参加したことがある方は、久しぶりに行きたくなっちゃいました

また、興味はあるけどどうも踏ん切りがつかない…という方は、少しは後押しができましたか

ライブは興味あるけど、リアル参加はちょっとおっくうという方は、まずはライブDVDで体験してみてはいかが?↓2021年のライブDVDはこちら。

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毎年参加してるぜ!って方は、私の紹介は物足りなかったですよね。

9月26日現在、まだ東京や大阪など都市部でも数公演、怪談ナイトが控えていますので、ぜひ公式ホームページをチェックしてみて下さいね!

稲川淳二の怪談ナイト オフィシャルサイト
もはや夏の風物詩となった「稲川淳二の怪談ナイト」。公演日程やツアーグッズの紹介、スタッフブログなどをお届けします。
怪談名が判明しました!

2022年ライブのDVDが発売されタイトルが判明しました。

アツコアツオの予想と比較してみましょう!

・4スタに出る霊→第4スタジオ
・スニーカーを探す男→スニーカー
・不思議な芸人→異常識
・月の魔力→読経
・瀬戸内の女子高にまつわる七不思議→学校の七不思議

全体的に勘ぐりすぎましたね(笑)

本公演のライブDVDはこちら↓

おまけ

当日のフライヤー関係を貼っておきましょう。

怪談ナイトの日程。過酷すぎます…。
東京地区ではまだ足立区の公園に間に合いますよ!
グッズその①
グッズその②
座長が力を入れている、ハンディキャップを持つかたへの支援活動。
ファンクラブもあるでよ。
稲川怪談が舞台化?!

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