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クレイジーモンキー 葛西純 著



デスマッチのカリスマ、クレイジーモンキー(狂猿)こと葛西純の自伝。
エル・デスペラードとの邂逅を経て、今やメジャー団体すらも飲み込んだカリスマ。デスマッチと言えば大仁田、大日本、WING…というイメージを完全に変えてしまった、まさに現代におけるプロレス界のカリスマのひとりだろう。
自伝には間違いなく、生い立ちからコロナ禍までを振り返った葛西の半生は波乱に満ちているし、大日本~ZERO-ONE~大日本参戦~FREEDOMSのキャリア、幾度のケガからの復活にも詳細に触れている。帯にある通り、家族のエピソードも多く葛西の人ととなりも伝わってくる。
だけど、なぜかプロレス本としては…おもしろくない。
葛西純の人生がおもしろくないと言いたいわけでは決してないので、そこのところはご理解いただきたいのだが、プロレス本にある怪しさや毒気、誇大がなさ過ぎて、淡々と物語が現在へ進んでいく。
きっと葛西本人が誠実なんだろうと思うが…いつも読者は勝手なことを言うもので評価についてはご容赦いただきたい。
ただ、本書を読めばデスマッチファイターの軌跡を詳細に知ることができることは間違いない。私は存じ上げていなかったが、各ジャンルのカリスマ(天龍、大仁田、サスケら)とも対戦していて、葛西の幅の広さに納得させられた。
プロレス本特有の専門用語も難しい表現もないため、読みやすい内容にもなっている。
圧倒的な存在感でメジャー団体をも飲み込み始めた葛西純のキャリアは最終章に向かっているような気がするが、「デスマッチだから」と敬遠せずに試合を見てみたいと思わせる一冊である。
内容★★☆☆☆
赤裸々★★★☆☆
ケーフェイ★☆☆☆☆
レア度★☆☆☆☆
必読度★★☆☆☆
一言コメント:
プロレス大賞ベストバウトの伊東戦の章はプロレスライバルストーリーが凝縮!
今回紹介した本や激レア絶版本も、メルカリなら奇跡の出会いが待っているかも?!


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