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稲川淳二の怪談を整理する、怪談!稲川倉庫です。
今回は『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談 Selection21 暗闇の大鏡』を整理!
(CD発売日:2020年6月5日)<MNT-21>

『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談』シリーズ
『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談』シリーズご紹介の21作目。
まだまだしとどに出てくる稲川怪談!
とはいえ過去の名作よりも最近の怪談の比率が高くなってきましたね。権利関係で昔の怪談はなかなかCD化の調整がつかないのかもしれませんね。(2025年現在、いまだに「ゆきちゃん」はCD化されない)
それでは、本作の収録怪談をみていきましょう。
『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談Selection21 暗闇の大鏡』
稲川自身が最恐の”心霊探訪”だったと振り返る体験談収録!
公式ホームページから引用
暗い闇の中に存在した大鏡の正体、その真実とは…
ミステリーナイトツアーの宣伝などで、座長がたまにメディアに登場されることがありますよね。その時にパーソナリティから「一番怖い怪談は?」といった質問をされることがありますけど、最近は本CDに収録されている「暗闇の大鏡」をお話していることが多いようですね。
確かに座長の実体験怪異談でしたら最恐クラスの怪談だと思います…。
その他、懐かしい怪談「赤い下駄」や、かつての連続殺人を彷彿とさせる「キャンプ」など、恐怖怪談に特化した1枚だと思います!

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2023年10月現在の稲川怪談CDラインアップ
・稲川淳二の秋の夜長のこわ~いお話
・怖いから聞かないで
・怖いから聞かないで 惨
・怖いから聞かないで~極選~
・ホントにこわ~い話 ベスト
・決定盤!! 稲川淳二の怖~い話 ベスト
・Help Me!
・稲川怪談クラシック (クラッシック音楽の紹介なので間違わないで)
・稲川淳二の怪談 MYSTERY NIGHT TOUR Selection
4,5,8,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,22

2023年10月現在の稲川怪談CDラインアップ
・ホントにこわ~い話 ベスト
・稲川怪談クラシック (クラッシック音楽の紹介なので間違わないで)
・稲川淳二の怪談 MYSTERY NIGHT TOUR Selection
6,7,8,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,22
・稲川淳二の怪談 MYSTERY NIGHT TOUR Selection BOXシリーズ
(ベストアルバムBOXのようなもの)
宿坊 (2017)
都会の喧騒から遠く離れた奥多摩の山頂にある宿坊。
公式ホームページから引用
毎年冬が終わる頃、私はいつもひとりで訪れて、書きものやまとめものの作業をしていたんですよね。
空気は澄み渡っていて、心が洗われるようないいところなんですよ。
でもね、陽が落ちるとね…、いろんなことが起こるんですよ…
宿坊っていうと今の方にはわかりにくいかもしれませんが、要するに神社仏閣にある簡易宿泊施設で、近年は一般の方に開放されることも多いようですね。
座長はそこで作業をすることがあったようですが、夜の夜中に真っ暗な山道を灯りを持っていない割烹着の女性と出会ったんだそうです。
座長は見覚えがある女性なんですが…。
一言コメント(ネタバレ注意)
宿坊で起きた座長の実体験詰め合わせ、といった感じ。
16分怒涛の座長トークがよどみなく続きますが、けっこう集中して聞いていないと「何の話だっけ?」と分からなくなってきます(笑)
最近は茨城の工房で書き物をする機会が多いようなので、かつてよく利用していた宿坊でのエピソードかもしれませんね。

職員トイレ (2015)
恐怖物のドラマ撮影のロケ中に体験したというお話を聞かせてもらいました。
公式ホームページから引用
夜の田舎の廃校ですからねぇ、そりゃぁ雰囲気があるでしょうねぇ。
昔、よく一緒にテレビの仕事をしていた方々と久しぶりにお会いするとね、こういったおもしろいお話を、みなさん聞かせて下さるんですよ。
ドラマのロケ地。田舎にある古い二階建ての廃校舎で、自分の出番を待っていたAさん。
ひとりポツンと出番を待っていると、なんだか外の方が騒がしくなってきた。「撮影をしているから近所の人が中を覗こうとしているのかな」と思ったんですが、ちょうど部屋にはカーテンが掛かっていて、外から中は見えないんですね。
自分の出番がある前にトイレを済ませておこうと部屋を出ると、すぐ隣にトイレがあるのを見つけた。薄暗い灯りだっけが付くそのトイレ、突き当りにあるガラス窓にはたくさんの顔がビッシリ張り付いて、こっちをジーっと見ている。
驚いたんですが、待ち合い部屋にはカーテンがしてあったから、トイレから見物人が中を覗いているんだなと思って、そのまま個室トイレへ入っていったんです…。
一言コメント(ネタバレ注意)
だいたい座長の怪談に出てくる登場人物は、失礼なことがあっても「田舎の人ならしかたない」と納得しがち(笑)
いくら何でもトイレを覗くのは田舎の人でもNGでしょう(笑)
Aさんはこのあたりの異常さを感じることができずに、時空の歪みに放り込まれてしまったようですねえ。
オチの部分「ここでしょぉ!?」は「ゆきちゃん」を彷彿とさせますね。

キャンプ (2011)
長野県の湖のほとりにあるキャンプ場。
公式ホームページから引用
夏休みに自転車で訪れた二人組の高校生。
大自然の中には不釣り合いな赤色灯。
やがて、蝉の声が遠くに聞こえる長い夜を迎えた…
高校の夏休み、湖のほとりでキャンプをしようと高校生二人がやってきた。
先ほどまで来ていたパトカーを見て、何年か前に中学生の女の子が忽然と消えた事件を思い出した。そして、このキャンプ場ではその幽霊が出るという噂があった。
何かの因縁かと好奇心に駆られて付近を見に行くと、そこは鬱蒼たる木々に囲まれていて、中には警察のテープが張り巡らされていた。
見ると立ち入り禁止の札が掛かっていた。
「死体でも埋まっているのかな…」
ひょいと見ると、藪の中で一人の少女が立っていた…。
一言コメント(ネタバレ注意)
結局、頭蓋骨で遊んでしまった二人。なんの因果か、殺された女の子とは二人の同級生だったんですねえ。
キャンプ場の怪談はいくつかありますけど、ボールを突きながら歪な歩き方をして「ちょうだい」って近寄ってくる女の子の怪談は怖かった…。「河原の女の子」ってタイトルでしたが、生首怪談としては近いものがありますね。

赤い下駄 (2019)
私がまだ20代の頃に聞かせてもらった短いお話なんですがね。
公式ホームページから引用
なんとなく幻想的で、昭和時代の懐かしい土の匂いがするような作品ですよね。
私はこのお話の持つ空気感が、なんとも言えず好きなんですよねぇ…
大学を卒業して四国の小学校の教師に新任した男性なんですが、大きなお屋敷の旧家の離れを借りて生活を始めたんです。
そこにはその屋敷の娘さんがいて、それはもう美人な女性で、彼はひとめぼれをしてしまったんですね。
そんなある日の夜中、娘が彼の部屋にやってきた。部屋に招き入れてあれこれと話をして…なんと二人は結ばれたんですよ。
そしてその翌朝なんですが…。
一言コメント(ネタバレ注意)
この話は「赤いぽっくり」というタイトルの方が皆さんにとってなじみがあるんじゃないでしょうか。
稲川怪談DVD「夜話シリーズ」にも収録されていますが、ぽっくり→下駄に表現が変わっていますね。それから、そちらの話では彼からの夜這いもあり計2回体を重ねています。
本作のCD版では「不思議な話、不気味な話」という印象を受けるのですが、夜話シリーズ版は「心を癒す怪談」に近いように感じます。儚い男女の物語というかね、亡くなったお姉さんの生への執着というかね…。
やはり語り部淳Gの話の持っていき方、展開によって我々聞き手の印象はずいぶん変わってしまうものです。
それにしても、幽霊を抱く感覚っていうのはどんな具合なんでしょうね…。たいへん興味があります(笑)

公式YouTubeチャンネル「稲川淳二の最凶怪談」
普段はコチラのチャンネルは貼っていないのですが、本作はぜひ聞き比べてほしいです!
ずっといる霊 (2008)
たまに自分の家でおかしなことが起きる。
公式ホームページから引用
そんな経験、みなさんにもあるんじゃないですかねぇ…
もしかしたら、あたりまえに暮らしている家には何かそういうものがあったり、得体の知れないものがいたりするのかも知れませんねぇ。
私もそんな体験を何度もしたことがあるんですよ。
なんかおかしい?、なんかへん? ってことがねぇ…
念願だった中古の建売住宅を購入した家族なんですが、家の中で不思議なことが起き始めて、次第に娘は「見知らぬおばさん」が見えるようになってきた。
ずっと空き家だったというその中古住宅、前の持ち主もすぐに出ていったらしい。
なにかありますよね?その家には…。
一言コメント(ネタバレ注意)
まさに「ずっといる霊」のお話。大昔の当時の持ち主がいまもなお住み着いているのかもしれませんね。
少しテイストは違いますけど、最後のオチの方は初期名作怪談「開けちゃいけない!」を彷彿とさせます。

暗闇の大鏡 (2013)
人里離れた山林の中に隠れるように建っていた大きな屋敷。
公式ホームページから引用
自分の運命を呪いながら、あかりも点けずに暮らしていた、今は亡き独りの女性。
肉体は滅びても、怨や念というものは永遠に残り続けるものなのでしょうか…
「今まで行った場所で一番怖かった場所は何処ですか?」って、
私はよく聞かれるんですが…、間違いなくこのお屋敷だと思いますね。
私にとって最恐の心霊探訪でしたね…
一度訪ねたことがあるというその屋敷…。そこは謎の奇病に侵された資産家の令嬢が一人で暮らしていた、とある因縁がある屋敷だという。
磁場の強い2月にそこへ再び訪れた座長は、無性に屋敷の中に入ってみたくなってしまった。主に導かれるように、怨霊が住むと噂があるその屋敷へ足を踏み入れていく。
座長はたった一人で、懐中電灯を頼りに屋敷の廊下を進み始めるのです…。
一言コメント(ネタバレ注意)
真っ暗な屋敷の中、追ってくる白い足袋から逃げるようにたどり着いたそこは…囲炉裏がある女性が亡くなった部屋だった…。
まさにそこで女性の膝(座長風に言うと“しざ”)を懐中電灯で照らしてしまい、幽霊を目撃してしまった。そして亡くなった女性は、屋敷にある大きな鏡に闇の中で話しかけていたといいます。それは、悲しい最期を遂げた女性を飲み込んでしまった魔境だったのかもしれませんねえ。
「座長版メリーさんの館」とでも言いましょうか。確かに、座長の実体験怪異談では最恐クラス。未体験の方はぜひこのお話、聞いてみてください…。


まとめ
いかがだったでしょうか?
ミステリーナイトツアーシリーズのスタジオ収録盤Selectin21!
最恐クラスの実体験怪異談「暗闇の大鏡」が大トリを飾る本CD、私の個人的なオススメは「赤い下駄」ですね。惜しむらくは短くサクっとまとめられてしまったことですが、それでも何とも言えないゾクっとした恐ろしさがありますので、特に男性には聞いてほしい怪談ですよ。
ミステリーナイトツアーシリーズの紹介はまだまだ続きます。引き続きお付き合いくださいね。
それじゃあまた。次の怪異でお会いしましょう。

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