新日本プロレスワールド【アントニオ猪木名勝負セレクション】1995年1月4日:INOKI FINAL COUNTDOWN 3rd 対スティング

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こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド!

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合を紹介します!

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アントニオ猪木名勝負セレクション

新日本プロレスワールドのリニューアルで過去の動画の多くが視聴できなくなってしまってから数か月…

かなり多くの過去動画が復活してきてはいるのですが、せっかくなのでアントニオ猪木名勝負セレクションを続けていくことにしましょう!

(2024年12月27日現在、アントニオ猪木に関する試合動画は【149試合】存在します)※うち、アントニオ猪木と冠した試合も含みます。

私は現在進行形の新日本プロレスファンではあるのですが、ここにきてUWFや力道山に関する動画・書物を読み漁っております。そうすると、やはりアントニオ猪木というプロレス界における特異な存在を見逃せなくなってくるし、猪木が残した試合を介した多くの謎解きに挑戦したくなるものですよね。

1本でも多く過去の猪木動画がアップされることを祈って、これからも猪木ウォッチングを続けていきましょう。

というわけで、本日の試合はこちら。

カウントアップしていくファイナルカウントダウン、前戦のゴルドー戦に勝利したことからダブルヘッダーになってしまった猪木ですが、決勝戦の相手はアメリカンプロレスの雄、スティング

どうやら2試合目もファイナルカウントダウン3rdのままのため「4th」のカウントにはなっていないのですが(笑)、初戦のゴルドーは全くタイプが違う対戦相手に、猪木はどのように対処したのでしょうか!

https://watch.njpwworld.com/details/37399

試合展開

スティングは1回戦でトニー・パルモラなる謎の格闘家を破って猪木に対峙します。

この対トニー・パルモラ戦もワールドにアップされていますが、かつて猪木と対戦したモンスターマンの弟子とのことで、グローブを付けたプロ空手家風の選手。相手の軽妙なパンチキックはあったものの、スティングは得意のスコーピオン・デスロックであっさり破り決勝進出。

期せずしてプロレスラー同士の対戦となった格闘技トーナメント。猪木はゴルドーにバチボコに殴られた腕や足をさすりながらゴングを待ち、スティングはペイントの剥がれはあるものの初戦のダメージは少ない様子で、余裕を感じさせる佇まいです。

猪木は開始早々に浴びせ蹴り!残念ながら空を切りますが、早々に仕掛けたい猪木の余裕のなさを感じてしまいます。次第に手四つの態勢になり、スティングが素早いダウンで猪木をテイクダウン。スティング得意のSTFのフェイスロックに耐える猪木には「老いる猪木」が垣間見える

スーパースターの哀愁、老いに抗えない猪木が耐え続ける展開が続きますが、スティングのハーフボストンクラブに苦悶の表情を浮かべながら「ノー!」と力強くギブアップを拒否する姿には、勝負を捨てない闘魂の火種を確かに見ることができます!

スティングのエルボーやトーキックをただただ受ける猪木に、スティングの必殺技スコーピオン・デスロックががっちり決まってしまう。辛くもロープへ逃げますが、スティングは打撃の追撃から、今度は足四の字固めで猪木の動きを止めにかかります。

強烈なアバランシュホールドで猪木の体をマットに叩きつけるもカウント2。

スティングはさらにアバランシュホールドを狙って猪木を肩口で担いだところ、猪木の上腕がスティングの喉元に食い込みそのままダウン!

絞め続ける猪木!

猪木晩年の伝家の宝刀、魔性のスリーパーでレフェリーストップを奪いました!

老いる猪木の魅力を見よ!

猪木全盛期を知っている方にとっては、90年代の猪木を受け入れられない方が多いのかもしれない。

だけど、猪木にはその年代ごとに異なる魅力があると思うんです。それも強くなっていく・逞しくなっていくポジティブな経過ではなくて、誰しもが抗えない「老い」という時間の流れを真に受け入れてプロレスのスタイルに転嫁していくという。

思えば猪木は死の直前までYouTubeチャンネルで老体を晒していたわけで、猪木の想いは一貫していたような気もします。

「強い猪木」という印象ではないかもしれませんが、老いさらばえていく猪木が魅せる格闘芸術が確かにあるし、それが「キラー猪木」なのかもしれません。

猪木の名勝負でよく語られる96年のベイダー戦のような強烈なシーンはないものの、先のゴルドー戦やスティング戦も晩年における猪木の魅力がたっぷり詰まっている試合だと思いますので、未視聴の方はぜひチェックしてみてほしい一戦です。

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