【激レア本】ゆでマニア垂涎のアイテム!キン肉マン/闘将!!拉麵男 超人大名鑑をキミは見たことがあるか!?

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こんにちは!ゆでたまご研究所へようこそ!

漫画家ゆでたまご先生の漫画を研究するコーナーですが、今回はゆでマニア垂涎のコレクターズアイテム激レア本『キン肉マン 闘将!!拉麵男 超人大名鑑』を紹介したいと思います!

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キン肉マン 闘将!!拉麵男 超人大名鑑

今から約40年前に発売された本書

発売以降再販や復刻などされていませんので、かなり入手困難な一品です!

いわゆる文庫分サイズの本書ですが、かつてはまんだらけなど古本書店で高額販売されていましたね。最近ではメルカリなどフリマサイトでも手ごろな値段で入手できるようになりました

さあ、みんなも集めよう!集英社漫画文庫

とはいっても3000円~5000円ぐらいとまだまだ高額で、この価格が落ちることはないんだろうと思っていますが、今回は本書の内容を紹介したいと思います。

激レア本は買いか!?

そんな激レア本なのですが、結論から申し上げますと、よほどのゆでマニアでない限り、無理して手に入れる内容でもないかな…というのが私の本音。

理由は記事を読み進めてもらえるとわかっていただけるかと思います(笑)

高価な本なので、どうせ無理をして手に入れるなら、ゆでたまご先生の入手困難激レア本の双璧をなす『キン肉マン熱闘スペシャル』を推したいですね。

『熱闘スペシャル』は次の機会に紹介するとして、さっそく本書の内容に迫っていきましょう。

発売時期はいつ?

本書の初版発行日は【1985年7月15日】。

『キン肉マン』本編は王位争奪戦の対マリポーサチームの勝敗が決した頃で、もちろん『闘将!!拉麵男』もフレッシュジャンプで連載している、ゆでたまご先生大忙し!な時期ですね。

アニメ&映画も絶好調、そして同年3月には小学館漫画賞を受賞と、まだまだ飛ぶ鳥を落とす勢いのゆでたまご先生!

さらに数か月後にはファミコン初のキャラゲーといわれる『キン肉マン マッスルタッグマッチ』が発売されるという、キン肉マンの盛り上がりが最高潮の真っただ中

そんな大忙しなゆでたまご先生がノリにノッている時期に発売されたのが本書です!

本書の内容は?

本書はタイトルの通り、『キン肉マン』と『闘将!!拉麵男』に関するキャラクター名鑑になっています。

加えて、超人必殺技解説やキン肉マン全データ、キン肉マン幼少期を描いた『キン肉フラッシュの巻』や赤塚賞入選の読切『キン肉マン』など過去の漫画も掲載されています。

▼目次はコチラ

とはいえ、やはり本書の肝は超人名鑑でしょうね。

超忙しい時期、ゆでたまご先生はこんな仕事までこなしていたんか…。

やや含みを持たせつつ(笑)、超人名鑑の一端をご紹介しましょう。

超人名鑑

超人名鑑は<あ行>から順には始まりますので、1人目の超人は悪魔将軍

『キン肉マン』新章復活以降、ますます不動の人気を誇る悪魔将軍の紹介ページはコチラ!

お、おう…。

なんか絵に躍動感がないしあっさりしてるなあ…

裏面の超人データも…まだまだ余白があるのに紹介はこれだけ…。しょぼい…。

なんかモヤモヤしながらページをめくると、お次は魔界のプリンスことアシュラマンだーっ

…すみません、この顔は阿修羅面のなんでしょうか?

寄り目ですか?

いや、寄り面かーっ!

なんかヘラヘラしたアシュラマンらしからぬ表情です…。アシュラマンってこんな顔でしたっけ?

そして、この後もっと凄まじいイラストが続いていきます…。

コレジャナイ

というわけで、超人名鑑はゆでたまご先生が描いた超人紹介でもなければ、(断定はできませんが)おそらくアシスタントが描いたものでもなく、第三者によるトレースまたは適当絵かと思われます。

う~ん、これはひどい!

どういうわけか「ゆで絵」っぽいイラストでの紹介もあり、おそらく元になるゆで絵を写すなり模写して描いた超人はそれっぽい仕上がりになっているんだろう…と想像します。

本書は“少年ジャンプ特別編集”と銘打っていますが、実態は誰かが適当に絵を描いたのではないかな…

そんな超人名鑑ですが、その中から、ベスト5とワースト5を独断と偏見で選んでみましたので、それぞれ発表します!

超人名鑑ベスト5

ベスト5はゆで先生の絵に似ているかどうかを基準に選んでみたぞ!

第1位:拉麵男

表記が“拉麵男”となっていますし肩当てもついているから、『闘将!!拉麵男』バージョンですね。背中越しのトラースキックがばっちり決まっています!

ゆで先生が描いた絵のようでカッコいい!

…と思ったら、これは『闘将!!拉麵男』第3巻の絵とほとんど同じですね。見比べるとビミョーに違うので、誰かの模写のような気がしますけど。

いやいや、それだったら元の絵をそのまま使ったらいいんでないかい?

第2位:ブロッケンJr.

肉体の厚みと帽子に陰る彼の表情がナイス!

鍵十字の刺青は…時代がなせる業だよ…

ポージングをとるわけでもなく、集合写真の前に座っていたんですよ、きっと。

第3位:ウォーズマン

「イエッサ!師匠」というセリフが聞こえてきそうなベアークロー装着のウォーズマン

ウォーズマンの顔ってシンプルなだけにゆで先生の絵に似せるのは結構難しかったりします。その中で健闘していると思います!

第4位:ネプチューンマン

ネプチューンマンは読者応募の「ハルク・マシーン」と「イチバンマスク」をゆで先生の絵によって奇跡のドッキングを果たした、いうまでもなくハルク・ホーガンを模した超人

マッチョアピールがなかなか様になっているイラストです!今でいうと「I am chono!」でしょうか。え?古い?

第5位:タザハマ

超人名鑑と銘打っておきながら、堂々と解説者のオッサンを紹介する本書の数少ない褒めポイント(おい!)。

ご存じ、ギャグ多めの初期に登場したプロレス解説者のタザハマさん。似てる似てない以前に、なんか味わい深くてこのイラストは大好きなんです(笑)

そして、本書の不思議なところなんですが、『キン肉マン』最大のモブキャラであるアデランスの中野さんは紹介されていないんですよね…。

タザハマさんと何が差があったのか。

これはもしかして“少年ジャンプ特別編集”のためNGだったんでしょうかね?

というわけでベスト5を選んでみました

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、私が選んだ超人(タザハマさん除く)はすべて本書表紙に登場しており、「絵のクオリティが高い超人を表紙に選んだ」ということでしょうね。

キン肉マングレートの絵あたりはヤバさの片鱗が垣間見えますが…

超人名鑑ワースト5

選びだしたらキリがないワースト部門、アツコアツオなりに厳選してみたぞ!

第1位:キン骨マン&イワオ

どっちもひどいので合わせてランクイン!うまい落書きといったらさすがに怒られるかな。

…イワオって蝶ネクタイなんか着けてましたっけ?

第2位:J・スティムボード

マイナー超人だからって適当すぎる!なんでこんな忍者着みたいな服になるんだよ!

イメージだけでスティムボードを書いている可能性大。ちゃんと原画を見ようよ!

第3位:スカルボーズ

どこのオッサンやねん!といいたくなる、スカルボーズはスキンヘッドにSUKARUのタトゥーがあれば成立する!と勘違いした1枚。

う~ん。全体的にアメリカ超人のイラストは不遇。

第4位:キング・ザ・100トン

なんでウンコ座りをしているんでしょう。そしてなぜ背面ポーズなのか…。

ニッコリしているのはなぜ?「今日も快便♪」といいたくなる絵です。

どうせなら血殺のVサインもしてくれよ!

第5位:白龍

本書には『闘将!!拉麵男』のキャラクターも多数登場

どれも(悪い意味で)甲乙付けたいのですが、白龍をチョイスしました。

…なんでこんなかわいい目になるんだよ(笑)

自分で「三悪人のひとり」っていってのけるぐらい悪党なのに、どっかのゆるキャラのような可愛さ

…とまあ、こんな調子で超人名鑑はツッコミどころなイラスト満載

『キン肉マン』と『闘将!!拉麵男』の相当な数のキャラクターを網羅しているとはいえるのですが、肝心の絵と解説があの調子なのでどうにもこうにも…

↓同系統の本ではコチラの方が情報量も多く、古本屋やフリマサイトを通じて入手性も良いのでオススメですね。

また、2024年現在では究極の超人本といえる学研シリーズ『超人』を熟読する方が知見が深まるでしょう!

その他コンテンツ

超人必殺技解説のコーナーは、安心の中井先生クオリティなイラストが満載

練習超人相手に、各超人が自身の必殺技を仕掛けているイラストが多数記載されています。

このイラストは先ほど紹介しました『熱闘スペシャル』や当時のキン肉マンカレンダーにも使用されていますので、本書だけの書下ろしではないと思われます。

いずれにしても、超人名鑑と比べると、やっぱりゆでたまご先生の絵はすごい!と再認識させられます。

そして漫画再掲の常連といってもいい、「キン肉フラッシュの巻」と赤塚賞準入選の読み切り「キン肉マン」も掲載されています。

未読の方ならお得でしょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

本書のことを気になっている方がいらっしゃれば、「大金をはたいて購入する価値があるか」の参考にして頂ければうれしいです。

まさにコレクターの方にしか向かない本書だという気もしますが、コレクターにとっては最後のマスターピースになっている方が多いこともまた事実でしょう。

まあさんざん厳しいコメントをしてしまいましたが、そもそもは子供向けの書籍で定価580円と安価、そして当時のゆる~い時代背景を勘案すると、これで十分な内容なのかもしれませんね。

もしも機会がありましたら、あまり期待せずに手に取ってみてください

▼究極の超人本といえる学研シリーズ『超人』、未読の方はこの機会にぜひ!

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