新日本プロレスワールド【NJPW今日は何の日】2018年10月27日:棚橋がオカダを救出!奇跡の握手が実現したCHAOS対BULLET CLUB!

こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド!

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合を紹介します!

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10月27日は何の日?

今回は、2018年10月27日に後楽園ホールで行われたこの試合をテーマに考えてみることにしましょう!

直前の9.23神戸ワールド大会でCHAOSを裏切ったジェイ・ホワイトと外道

オカダ率いるCHAOSは新勢力のBULLET CLUBにいったいどうやって対抗するのか?

試合後に思わぬ救援がやってきて…!

https://njpwworld.com/p/s_series_00497_7_04

オカダ×外道体制の終焉

2012年2月12日に起こったレインメーカーショック。

新日本プロレスを立て直した立役者が棚橋・中邑・真壁らだとすると、オカダが起こしたレインメーカーショックは作り上げたベースをより盤石なものにし、さらにその勢いを加速させるための着火剤でありイグニッションの役割だったんだろう。

そして、様々な意味で物語の中心人物を支えたのが、ほかならぬ外道だったわけです。

リング内におけるプロレスラーの所作や試合後のマイクアピールのお膳立ては、まさにOJT的な教育手法でしたし、外道は当時ブッカーであったと噂されていますので、アングルやマッチメイクでもオカダ売り出しに貢献したはずでしょう。(過保護すぎるという見立てもあったでしょうけどね)

そして、レインメーカーショックから約6年後の2018年9月23日。神戸ワールド記念ホール大会で(観客にとっては突然)外道がオカダを裏切ったことで、両者の長すぎる蜜月は終わります

そしてそれは外道からの卒業でもあり、いよいよオカダ・カズチカの独り立ちを意味し、新たなステージへの突入を示唆するものでした。

試合内容

ジェイ・ホワイトと外道が加入することでますます勢力を拡大するBULLET CLUB

対するオカダ率いるCHAOSは、オリジナルメンバーである矢野、盟友のロッキー・ロメロ、そしてロッキーの元パートナーであるバレッタ、さらにバレッタの現パートナーのチャッキーTという布陣。

新旧メンバーたちが織りなす混沌としたリング上ですが、オカダ達を抑えるようにまずは矢野が買って出て試合はスタートとします。さすがオリジナルメンバー!統率を取るのがうまい!と思いきや、BULLET CLUB側は天敵ともいえるファレが登場。焦った矢野はすぐにバレッタに試合権利を譲ります。

ガイジン中心の展開が続きますが、オカダの狙いは裏切ったジェイ一択のようで、試合権利を持たない状況でも両者はリング外で乱闘を繰り広げます。

キチ〇イキャラに覚醒する前のチャッキーTが捕まる時間が長く、さすが連携に秀でたBULLET CLUBは、新たなメンバーを迎え入れてもラフファイトやタッチワークが素晴らしい

ようやっとリーダーであるオカダにスイッチ。元正妻の外道を簡単に蹴散らしていきますが、試合終盤は試合権利を有するザコ対ザコ(by解説のタイチ)のロッキーと外道。ロッキーの必殺スライスブレッドが決まりますが、カットに入ったジェイの電光石火ブレードランナーが決まります!そして外道がロッキーの上に覆いかぶさるかたちでカウント3が入りました。

解説タイチをもってしても「ここ最近みてた技で一番あぶねえ」といわしめるブレードランナーは、様々な角度・ポジションから繰り出すことができますので、フィニッシャーでありながらカウンターや強襲にも使える最高のプロレス技の1つでしょうね。

救援にやって来たのは…棚橋!

試合後にロッキーを介抱しにやって来たオカダを袋叩きにするBULLET CLUB勢。なぜかCHAOSの誰も入ってこない(笑)

リング上で、ジェイがオカダを抱えて完全無欠の必殺技ブレードランナーの体勢に…。

そのとき!颯爽と現れたのは…棚橋弘至!

まさかの救援に観客は大盛り上がり!

長い長いIWGPをめぐる抗争を終えて、ついに棚橋がオカダに歩み寄ります。そして互いに「1対1の関係性なら…」というボディランゲージでオカダは棚橋を受け入れます。2010年代の新日本プロレスファンにとっては本当に夢の光景ですよね…

初の共同作業は…

そして、ここで注目したいのはBULLET CLUBを蹴散らす棚橋×オカダのツープラトン

(レインメーカーショック後の)ふたりの初めての連携技がダブルエルボーだっていうのが、なんか泣けてくるんですよね。

ショルダースルーのような投げ技でもなく、ドロップキックのような飛び技でもない。お互いの息の呼吸が合うかどうかもわからない状況で、もしかすると疑心暗鬼の気持ちだってあったかもしれない

そんな中で、「この技だったらちゃんと連携を取れるんじゃないか?」と考えて、必要最小限の呼吸さえ合えば決まるダブルエルボーを繰り出したんじゃないかなあ。

この辺りにプロレスのリアリティを感じるこるができるし、新日本プロレスはこうした一挙手一投足を真面目にコツコツと積み上げている印象があります。

ダブルエルボーで相手を蹴散らすことが成功した棚橋&オカダは、余計なマイクアピールもなく握手に応じただけなのですが、次の展開を想像させるのに十分なシーンですよねえ。

このあと、新日本本隊とCHAOSは共闘体制を進めていきますので、真壁×矢野の元パートナー同士の再結成など、古くて新しい光景がみられることになりますね。

そうそう、新日本ワールドにはこの棚橋とオカダそれぞれのバックステージコメントまであります。(まだまだ2人の間には距離はありますけどね)こちらは無料なので会員じゃない方もぜひどうぞ!

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