家族みんなで観ても安心、少年たちがオトナへ反抗する青春グラフィティ!『ぼくらの七日間戦争』を観た!

今日紹介する映画は、聞いたことはあるけどどんな内容か知らない作品ナンバーワン!(アツコアツオ調べ)
ぼくらの七日間戦争』です!

小さな子供がいる家庭で、なんかいい映画ないかな~とお探しの方!オススメです。

子供のころから、よく図書館に置いている児童書という印象も持っていましたが、実写映画がAmazon Primeで視聴可能だったので、帰省中の新幹線で観てみましたよ。

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こんな人にオススメ

  • 低学年の子どむ含め、家族で見られる邦画を探している方
  • さくっとみられるバブル前夜の日本映画を観たい方
  • 角川映画に興味がある方
  • 宮沢りえの大大大ファンの方

昔の邦画って、バイオレンスな表現があったり、妙なところで女性の裸が出てきたりして、家族で見ていてバツが悪くなった経験、けっこうありますよね。
本作は舞台が中学校ですし子役が主人公なので、家族みんなで安心して観られる内容です

また、倉庫に籠城しオトナと対決するシーンを含めてかなり金がかかってます。
終盤、豚の名前を付けられた戦車が登場しますが、戦国自衛隊で作った戦車のおさがりだそうです。

それから、角川映画によくありがちな、良きところでイイ感じの音楽が流れてきます。本作はTMネットワークが楽曲を担当しており、そちらのファンの方にもお勧めしたい。

そして、宮沢りえの存在感!瑞々しい少女の美しさがまぶしすぎて、他の子役を圧倒していますね。こりゃかわいい。タンクトップで走り回ります

映画の内容(ネタバレ含みます)

原作は宗田理の書下ろし児童書ですが、映画版は少し内容が違いようです。
ややマイルドに、さらにスッキリ見やすいお話しになっています。

管理・監視や締め付けが厳しい、今でいうブラック校則バリバリの中学校に通う学生たちが、キャラやバックボーンが異なる少年たち数人で、学校をボイコットして秘密基地に籠城しちゃおうぜ!というお話。

そこに話を聞きつけた大人たちが、早く帰ってこいと迎えに来るのですが、少年たちは徹底抗戦。いい加減なオトナとはやってられねーぜ!と先生や両親たちに反旗を翻します。

そこに宮沢りえ含むジョシ3人組も仲間に加わり、オトナたちとの最終決戦に挑む!というもの。

勢い重視、スカッと重視、ツッコミどころ満載

序盤、ブラック校則のイヤな教師たちや、子供に関心がない両親について少しだけ触れられますが、なぜ少年たちがボイコットしたのか、動機に繋がる部分の描写がやや弱い。あれだけの秘密基地を作るって、よほどの不満がないと難しいと思うのですが、もっと徹底的にヤなオトナを描いても良かったんじゃないかと。
逆にいうと、この辺が子供が観られる映画としてのマイルドポイントでしょうか。

そして、秘密基地に籠城しオトナと対決するシーン。例えるなら、まるでホームアローンの団体戦です。攻めてくるオトナをあの手この手でおちょくって退治しちゃいます。

秘密基地の地下に”なぜか”あった、もう使用されなくなった戦車まで登場。
それが地上に出てくるもんだから機動隊が出動し、マスコミが殺到。突入した機動隊も秘密基地内で撃退されちゃいます
わーい!やっつけたぞーって色々と大丈夫かと心配になる展開。

なんやかんやありまして、少年たちは地下通路を抜け地上へ脱出。「そろそろだな」と定刻になると、戦車から大きな花火が数発。事態を見守っていたオトナたちもうっとり。
え!?うっとりしとる場合か!

ラストシーン。
朝、学校に通う少年たち。次は目標は国会議事堂だな!と本格的にテロを起こすつもりなのか!!

あれだけのことをやっておいて、国からも学校からもお咎めがなく、普段通りの生活に戻っているのはどーなんだろう。まあまあ子供がやることだから、にしては凶悪すぎるぞ

(次のテロ計画を立て始めてるんだから、言わんこっちゃない!)

映画だから作り話なのは当然。なんで戦車があるんだ、どうやって修理したんだなどケチをつければきりがないけど、ハチャメチャの責任を取らされたり、見合った罰がないっていうのが、私にとって一番のツッコミどころでした。

その他、気づきポイント

子供たちにも味方がいます。英語教師役の賀来千香子と、秘密基地である倉庫の先住者の浮浪者
賀来千香子は要所要所で子供たちとの交流が描かれたり、憧れの美人なお姉さん、という感じ。良いところでサポートしてくれるし助け船を出してくれます。反抗や籠城のエッセンスになっていますね。

浮浪者はキーマンなのかと思いきや、特に大きな役割なし。遠山の金さん的に、実は市長とか実はPTA会長とか、勝手に想像したんですが、ただの浮浪者でした!(ズコ)

年頃の少年たち+ジョシ3人です。この中にもし自分がメンバーにいると考えると…私は食いしん坊役の彼になりたい。女子3人はそれぞれ恋人がいて、また恋人のライバルもいる。

男の子たちの反抗記をメインに、青春キュンキュン物語も展開しますが、私は誰ちゃんのことが好きで、誰ちゃんは実は何君が好きで、など、この手のコイバナに巻き込まれるのはもう耐えがたいね…。
心が正常でいられないし、籠城どころじゃなくなっちゃう!

オッサンになったな~と思いますが、こんな青春物語が好きな方には、ぜひオススメしたい作品です。
俺が○○だったら…なんて考えるのも、映画の醍醐味ですよねえ。

PS
続編もあるようですが、どうも触手が伸びません…。観た方、感想を聞かせて下さい。

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