こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。
金曜日は闘いのワンダーランド!
毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。
新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合を紹介します!
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3月17日は何の日?
今回は、7年前の今日、2016年3月17日に新宿FACEで行われたこの試合をテーマに考えてみることにしましょう!
TAKAみちのくとタイチによる自主興行で実現した、GHCジュニアヘビー級タッグ選手権(仮)の3WAYマッチです!
キャリアが浅い若きチャンピオン”桃の青春タッグ”に対するベテランの包囲網!
派手さはないけど、かなり玄人好みの試合になりました。
TAKAタイチ興行
新日本プロレスの興行ではなくて、TAKAみちのくらが自分たちで会場を押さえて選手をブッキングし、マッチメイクをしてチケットを売っていく…自前で運営する自主興行ですね。
自主興行は一般的には、会社を通さない分収益が上がれば利益は大きいですが、反面チケットが売れないと、自分たちが資金持ち出しになってしまうというハイリスク・ハイリターンな興行。そのため、「すべてチケットをさばくことができるか」が興行主の関心毎であり、そんな意味ではわりと小会場が選ばれがち。
今回の舞台となった新宿FACEは、歌舞伎町界隈のビル7Fにあるイベントスペース。新木場1stリングとならんで、都心の小キャパ会場の大定番ですね。
新宿FACEはおそらくキャパ500人ぐらいなので、TAKAみちのくとタイチの自主興行として、それぐらいなら売りさばけるだろうとの判断だったのでしょう。
この頃は鈴木軍や当時抗争していたNOAHの選手が中心に参戦していますが、近年のTAKAタイチ興行は参加メンバーも豪華になり、後楽園ホールなどで興行を行うこともあり、会場規模も拡大しています。
プロレスマニア目線で”自主興行”を主催すること考えると、かなりプロレス脳を問われる課題ですし、妄想がはかどります(笑)
ちょっと脱線しましたが、TAKAタイチ興行は自分たちで主催するイベントだと思ってください。
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権(仮)
セミファイナルに組まれた本試合は、GHCジュニアヘビー級タッグ選手権(仮)
GHCの選手権にしてはちょっと珍しい3WAYマッチ。チャンピオンは大阪プロレス→NOAHで活躍している小峠&原田の桃の青春タッグ。取り囲むは老獪なテクニックで相手を翻弄する邪道&外道、そして主催者のTAKA&タイチ組。
惜しまれつつ引退した原田ですが、引退となった今再びこの試合を見るのも感慨深い。
試合ゴングの前、タイチがチャンピオンチームに向かって、GHCジュニアヘビー級選手権にするように要求します。あ、マッチメイク時に何の断りもなく、勝手に選手権にしていたから(仮)だったのね。
対する原田は「3月19日、後楽園ホールでタイトルマッチを控えている」との理由で選手権を拒否。まあ断ること自体はわかるんですが、断る理由にはなってないですよね…。
そんな流れがあって、正式に選手権にならずに試合が開始しました。
※結局、その後のタイトルマッチで、チャンピオンは拳王&大原に敗れて防衛失敗してしまいます。
試合内容
新日本プロレスワールドにある本試合は、実況中継なし&固定アングルカメラになっています。
実況がありませんし狭い会場のため、観客の声援やヤジがめちゃくちゃ入っていて、会場さながらの臨場感が楽しめる映像になっています。
この試合、若いチャンピオンチームの運動量が圧倒的に多いのですが、とにかく注目すべきは外道の動きでしょう。
まさに「Wrestling is my business」。試合の要所要所で渋いレスリングテクニックを見せてくれますし、なにより試合が外道クラッチで決するまでの流れるような攻防は圧巻です!
やっぱり外道はええなあ~と再確認できる1戦でオススメです。
また、桃の青春タッグもかなりうまいですね。タッグワークもさることながら、原田の力強い攻めと小峠の軽快なテクニックはバランスが取れていて素晴らしい。普段あまり見ることがない両選手なんですが、確かなレスリングセンスを感じることが出来ました。
新日本プロレスワールドで他団体選手を見ることができるのもうれしいポイントですね。
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