この記事はプロモーションを含んでいます。
プロレス書籍をアーカイブするプロレス図書館へようこそ。
アツコアツオが読破したプロレス書籍をまとめています。
本日の一冊はコチラ。
孤高の選択 田村潔司



ミスターUWFと呼ぶにふさわしい最強のU戦士、田村潔司とshow大谷氏の共著。show氏が歴史や経緯を整理しつつ、タムちゃんが印象に残っているエピソードを中心に語っていく。
う~んshow氏監修か…。
あとがきにはまさかのshow氏の求婚宣言があって嫌な予感は的中!本書の表紙はすべて仕組まれたものだった!(のか?)
やはりタムちゃんのベストパートナーは、マニアに大好評の田村潔司YouTubeチャンネル『1人UWF放送室』で実質的な相棒を務める元紙プロ編集長(の友人)だと再認識させられる。
タムちゃんは「赤いパンツの頑固者」ではあるんだけど、同YouTubeチャンネルでも度々形容されるように「クソ真面目」という表現がしっくりくる。
とにかくクソがつくほどの真面目さで、先輩後輩の上下関係やUWFスタイルのこだわりを忠実に守っていて、それでいて独特の発想や思考回路が変哲であるがゆえに「頑固者」と言われてしまうんだろう。
本書ではリングス~プライド参戦から桜庭戦への道程(本書時点では実現に至っていない)に詳しく触れており、クソ真面目さ全開にプロレス界のケーフェイを絶対にはみ出ることがない範囲で過去の経緯の真相を激白しており、安心して読み進めることができる。
そうした意味でのオドロキはないのだが、タムちゃん自身が言葉数が少ないレスラーだったため、初出しエピソードも多いのではないだろうか。
特にプライド時代のオファーに対して真剣に悩んでいる描写がある反面、なぜか(ウェイト的に)勝ち筋が見えにくいボブ・サップ戦をいともたやすく受諾したのかは謎のまま…。無茶すぎるよ!
田村潔司を形成するいくつかの出来事【対新日本拒否、パトスミ戦、ヘンゾ戦、シウバ戦、高田戦、吉田戦】を読み解くキーワードがちりばめられているので、世紀末の格プロに熱狂した元ファンには絶対にオススメの1冊である。
内容★★☆☆☆
赤裸々★★☆☆☆
ケーフェイ★☆☆☆☆
レア度★★★☆☆
必読度★★☆☆☆
一言コメント:
YouTubeチャンネルの補講にもなるマニア必読書!

今回紹介した本や激レア絶版本も、メルカリなら奇跡の出会いが待っているかも?!


コメント