【ジャカジャカジャカ】初期傑作から実体験怪異談までまんべんなく収録『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談 Selection15 ミシン』

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稲川淳二の怪談を整理する、怪談!稲川倉庫です。

今回は、『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談 Selection15 ミシン』を整理!
(CD発売日:2014年6月6日)<MNT-15>

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『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談』シリーズ

『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談』シリーズのご紹介も15作目。

比較的新しい怪談を収録しつつ、初期の傑作「R246の公衆電話BOX」も収録しています。

『MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談Selection15 ミシン』

近年の”稲川怪談”の代表作「ミシン」。
ツアー初期の人気作品「R246の公衆電話BOX」を含む全六話収録!

公式ホームページから引用

擬音のファンタジスタ稲川座長のミシン音が冴えわたる「ミシン」、都市伝説的なオチが素晴らしい「オーベルジュ」、座長の不気味な実体験怪異談「宝物殿」、カーナビが導く焼き付けられた事故現場「バックミラー」、列車へ飛び込み自殺したのは…「深夜の来訪者」、国道沿いの電話ボックス舞い戻る女性「R246の公衆電話BOX」と、バラエティーに富む稲川怪談を収録しています。

Mystery Night Tour
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 4,5,8,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,22

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ミシン (2011)

昭和三十年代、洋裁学校に通っていた女性が体験してしまった恐怖!
近年の代表作とも言えるこの作品の奥深い恐怖は問答無用。
まさに”稲川怪談”!

公式ホームページから引用

栃木県に住む年配のトモコさん。彼女は若い時分に東京の洋裁学校へ通っていたんですがね、当時は木造の寄宿舎で共同生活を送っていたんだそうです。

夏休みになって寄宿生たちが実家へ帰省するタイミングになると、寄宿舎の整備や建て増しで工事に入ることになった。ただ、トモコさんはしばらく東京にいることにしたもんですから、工事の間だけ別の寄宿舎に移ったんですね。

同じ寄宿生のカズエさんと2人だったんですが、彼女はおばさんの家に泊まりに行ってしまって、結局トモコさん一人で別の寄宿舎で過ごすことになった。

誰もいない初めての寄宿舎。夜になるとシーンとしているんですが、どこからか「ジャカジャカジャカ…」近くでミシンをかけているようなんですよね。

「ジャカジャカジャカ…」

翌朝、家の中の部屋に板戸が閉まった納戸を見つけた。板戸を開けると、足踏み式のミシンと、壁にかかった真新しいウェディングドレスのような白い衣装があって…。

一言コメント(ネタバレ注意)

戦争中に空襲でもって両足を失ってしまった若い女性が今もなお、ウエディングドレスを完成させようとしているのかもしれません。

<壁にかかっていたウェディングドレス>の意味を考えるとさらに物語の厚みが増してきますよね…。

そもそも、トモコさんがみたウェディングドレスは幻だったのか。それとも、供養のために誰かがそこに掛けていたものなのか…。まさか、あの日女性が亡くなったときから掛けていたものではないと思うんですが…。

今の時代、足踏み式のミシンを知っている人は少なくなったかもしれませんが、座長のミシン擬音はなかなか聴きごたえがり再現度が高いですよ(笑)

稲川擬音に登録しておきましょう!(ナニソレ)

ミシンと言えば、やっぱりジャノメですよねえ…。
稲川淳二メモリアル「遺言」

公式YouTubeチャンネルにもアップされています!

オーベルジュ (2013)

宿泊施設を備えたレストランとして全国各地に顕在していたオーベルジュ。
バブルの名残がうかがえるこのオーベルジュの跡地は、やがて若者達の恰好の心霊スポットとなった…。

公式ホームページから引用

近畿地方の内陸に位置する街にあるというオーベルジュなんですが、何かの理由で営業中止になって以来、地元の心霊スポットになってしまっていた。

そこへスクーターでやってきた4人の若者。懐中電灯を持って建物の中へ入っていったんですね。

「控室」という文字を見つけたAくんが部屋に入ると、床にあるむき出しのままになった結婚式の招待状を見つけた。みると女性の名前だけが書いてある。

「なあ、俺たちの結婚披露パーティー、出席してくれよな。」

A君は招待状に自分の名前を書いて、友人3人に手渡してしまった…。

一言コメント(ネタバレ注意)

…ほんの冗談のつもりだったんですが、冗談にならないことってあるんですよね

彼が言った「あした」の結婚披露パーティー。死んだ花嫁とあの世で結婚することになるとはねえ。

この怪談、稲川怪談にしてはなんだか都市伝説的というか、ちょっとした小気味いいオチが付いていますよ。

皆さんの地元にも、使われなくなったオーベルジュがありますか…?

宝物殿 (2011)

福井へ行った時に泊めて頂いた、立派な古い宿の離れの部屋で、忘れる事のできない体験をしましたねぇ…。
何故か私の泊まる部屋では、よくこういう事が起きるんですよねぇ…。

公式ホームページから引用

テレビの取材で地方に行くと、タレントは決まってスタッフとは別の部屋へ通されるんだそうですね。タレントさんは良い部屋に泊まってもらおうってことなんでしょうけど。

で、この時もスタッフとは違う、別棟の古い建物に泊まったんですが、座敷の大広間にポツンと布団が敷いてあって、枕元には黒光りした大きな板戸がピシっとしまってある。

その板戸、なんだろうと思って触ってみたんですが、どうやら鍵が掛かっているらしくて開かないんですよ。

気にはなったんですがね、そのまま寝よう布団に入った。

シーンとした部屋の中。ふいに、「ごめんください」女性の声が聞こえる。ふすまを開けると仲居さんが立っていて、「先生を訪ねて人がみえています」という。

座長は「なんで自分がここに泊まっていることが分かったんだろう」と思ったんですが、みると50代のゲッソリ痩せた男が立っている。

「私に憑いているものが見えますか…?」と話し始めて…。

一言コメント(ネタバレ注意)

この話、けっこうマイナーだと思うんですけど、座長の実体験怪異談としてはとてもおもしろいですよね。

なんとなく「緑の館」や「にわか坊主の怨み」を彷彿とさせる、その一瞬だけ時空が歪み、場所だけがタイムスリップしたようなお話で、私はけっこうこの話、気に入っています。

それにしても、その「宝物殿」の主人と思わしき男は、座長に何を伝えたかったんでしょうねえ…。

宝物殿には、かつての古い空気も閉じ込めているんでしょうね…。

バックミラー (2009)

栃木の知人に教えてもらったお話なんですがね、今も昔も栃木には不思議な話や怪談が結構あるんですよねぇ…。
関東とも東北ともいえるあの土地は、きっと磁場なんでしょうねぇ…。

公式ホームページから引用

木工所の親方が運転する、バックミラーが付いていない車。聞くと、「気味が悪い女が映るから外しちまった」っていう。

山を抜けて群馬県にある実家へ向かう途中、カーナビの誘導で向かったんですがどうも道に迷ってしまったらしく、仕方ないから実家へ電話をしたんですがね。

長男の嫁が電話に出たかと思えば、このあたりで起きた事故の話を始めたんです…。

一言コメント(ネタバレ注意)

この主人公である木工所の親方、見知らぬうちに今もなお事故を繰り返しているその現場の磁場に、巻き込まれてしまったんでしょうね、きっと。

それよりも、車のバックミラーを外して運転する方が危険な気がしないでもない(笑)

ルーシーサイモクで安全運転で行きたいものです…。

深夜の訪問者 (2010)

単身赴任中の公立中学校の教師が体験した奇妙な話。
平穏だったはずの日常が、ある事をきっかけに突然非日常へと変わってしまう恐怖。
あなたならどう対処しますか…?

公式ホームページから引用

ある関東の地方都市で教鞭をふるっていた浅野さん。彼は家族を残して単身赴任、一人暮らしをしていたんです。

毎日のように、帰り道にある行きつけの「みよし」という居酒屋で一杯やって帰るというのが決まりになっていた。常連の人たちとも顔見知りになって、飲み仲間もできた。

そんな生活を送っていた頃なんですが、ある日の朝の通勤時間。普段は人がまばらなローカル線の駅、なんだか人が多いし、みるとどうやら乗客ではないようだ。

…人身事故だ。

みると線路には鮮やかな血だまりができている。「右手ないか?右手見つからないんだ」

嫌なもの見てしまったなあと思いながら、その日も「みよし」で一杯やろうと立ち寄ったんですが、その日は常連の一人が来なかったんですよ…。

一言コメント(ネタバレ注意)

夢か幻だったのかわからない話なんですけど、しっかりオチがありますからやっぱり…という展開になっています。桜金造でいうところの「千切りキャベツ」的なオチですね。

男の絶命するシーン、怪談喜寿な座長には少し体力的にキツイかもしれません。

あまり多くは語りませんが、この話でポイントなのはやっぱり「みよし」の伝言板に書いてある<先にいきます 戸田>という伝言ですよね。

「深夜の来訪者」よりも「先にいきます」の方が、なんだか不気味な怪談タイトルになりますね。

未視聴の方は何らかの方法で確認してみてください!オススメです!

貸していた参考書が机の上に…。夢なら醒めて…。

R246の公衆電話BOX (1996)

今ではもうほとんど見る事がない公衆電話BOX。
誰もが携帯電話を手にする時代ですからねぇ…。
ですが公衆電話には数多の物語や怪談やドラマがありましたからねぇ…。
時代の進化とはいえ、ちょっと寂しい気がしますね…。

公式ホームページから引用

携帯電話がないころの時代のお話。タイムスリップした気持ちで聞いてくれたらいいなあと思いますがね。

大学生で仲の良いA君とB君。A君の車で国道246号をドライブしていたんです。その日はB君のアパートへ泊りに行くことになったん、途中小さなスーパーマーケットで食料なんかを調達したんですね。

車に乗り込もうとしたとき、公衆電話ボックスに若い女性がいるのを見つけた。電話をしているわけではなく、ボーっと国道の方を見ている。なにかな?と思って声をかけると、これがカワイイ子なんだな。

聞くと「電話を掛けているんだけど繋がらない。迎えもこない。」っていうもんだから、A君の車で彼女の家まで送っていくことにした。話し込んでいるうちに、A君B君と同じ大学の学生だってことがわかって、当然盛り上がっちゃった。

「また会おうね」って彼女を送り届けたところで、さっきのスーパーに鞄を忘れて帰ったことに気が付いた。

急いで車でスーパーへ戻ったところちゃんと鞄はあったんですが、ふっと電話ボックスを見ると、さっき送り届けたはずの彼女がいて…。

一言コメント(ネタバレ注意)

これはもう古典の域ですよね。初期稲川怪談の大傑作でしょう!

大学の学生課で彼女のことを話して調べてもらったところ、なんとその彼女は既に亡くなっていたことがわかります。

そして、そればかりか送り届けた場所は、名簿によると彼女の自宅でもなかったという…。次第に明らかになってくる「彼女が電話していた相手」とは…。

この怪談は比較的レンタルCDが出回っている『稲川淳二の怖~いお話Vol.2殺意の病棟』に「電話ボックス」としても収録されています。聞き比べてみるのもおもしろいですよ!

さいごに

いかがだったでしょうか?

ミステリーナイトツアーシリーズのスタジオ収録盤Selectin15!

振り返ってみると、戦争怪談・都市伝説的怪談・座長の実体験怪異談・地元密着怪談・轢死怪談・古典怪談…と、かなり無理やり分野分けした感は否めませんが、なかなかバランスに優れた1枚だと思いますね。

ミステリーナイトツアーシリーズの紹介はまだまだ続きます。また、お付き合いくださいね。

それじゃあまた。次の怪異でお会いしましょう。

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