R246に現れる何度も戻ってくる女の霊…「電話ボックス」を収録!『稲川淳二の怖~いお話Vol.2殺意の病棟』

稲川淳二の怪談を整理する、怪談!稲川倉庫です。

今回は、『稲川淳二の怖~いお話Vol.2殺意の病棟』を整理!
(CD発売日:1996年)

Vol.1の『霊界の扉』と同時発売です。

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『稲川淳二の怖~いお話Vol.2殺意の病棟』

Vol.1に引き続き、やっぱり座長のテンションが低い。
ただし、静かにしゃべりますが抑揚を利かせていますので、叫び声の大きさに注意です。

表題作である「殺意の病棟」を始め、最近あまり語られない怪談が多いです。本作で有名なのは「電話ボックス」でしょうかね。

前作と同様、ドラマあり・恐怖あり・テーマソングあり。Vol.1と2を合わせてぜひ聞いてください。

こちらも『怖いから聞かないで』シリーズ同様、本作もAmazon Prime ミュージックでも聴けます。(2022年4月7日現在)

収録話は以下の通り。

第一話「殺意の病棟」

ぶっ〇してやる!〇してやるぅ!洗脳された物騒な叫び声からこの物語は始まります。果物ナイフでザク!ザク!残虐ショーの始まりだい!異変を感じた看護師、病院の地下に置き去りになった暖房機のモーター音をよく聞いてみると…。いやいや何でもかんでも旧日本軍のせいにしちゃいかん!それにしても殺意の病棟というネーミング、最高ですね。だって病院は人を救う場所なのに、そこに殺意があるなんて。なんというパラドクス!

第二話「雨宿り」

地方に住む就職活動間近の大学生たち。最後に仲間で集まってぱーっとやろうやということになった。夜遅くまで飲み歩き終電が近づいてきた。帰ろうやとフラフラしていると急な大雨が降ってきて、たまたま見つけた”立ち入り禁止”と書かれたアパートの軒先で雨をしのぐことになった。が、雨は止まない。いいや!部屋に入っちゃおう!と空き部屋に入ったが…。誰もいないはずの立ち入り禁止のアパートの一室に人魂が現れます。オチが最高なんですが、それって雨が止んだだけでは?という野暮なツッコミはしちゃダメ!この話は聞いているだけで情景が浮かんでくるぐらい座長の語りが秀逸。地方という設定ですが、別の媒体でこの話は聞いたときは、市ヶ谷の住宅街と言っていました。真相はいかに。

第三話「血塗られた晩餐」

この話もいいですねえ。心霊モノではないんですが、古い日本の集落で起こりうる恐怖ですね。ざっくり言うと、一人だけ赤飯のおにぎりだったという不思議なお話(はしょりすぎだよオイ)。本作にもすごい稲川擬音が登場します。死んだ婆さんの視線を「ズダ~」と表現。視線にも擬音があるとは。ズダ~、私生活では使う場面はなさそうですな。

第四話「電話ボックス」

別名「R246の公衆電話」「電話ボックスの女」。友人2人が夜のコンビニの電話ボックスで見つけた若い女性。聞けば迎えを待って電話をしているが繋がらないと。横浜に行きたいというから2人で送ってあげることにした。車中話していると同じ大学だといい、盛り上がったままアパート前まで送ってあげた。帰り道の2人、忘れ物をしたことに気づき再びコンビニへ行くと、送ったはずの彼女が電話ボックスにいて…。死んだ女がアパートに電話して、誰かに送ってもらってアパートに押し掛けるという恐ろしいお話しです。

第五話「恐怖遊戯」

地獄先生ぬ~べ~で言うところの「スクエア」ですね。3人で暗闇の四隅に立ち、壁伝いに進み次の人にタッチしていくと、いつのまにか1人増えているという。子供たちが夜中の小学校でやってみることになり…。恐怖遊戯とはちょっと大げさなタイトルですが、どうやってこの話は終わるか気になっていると、最後は予想しない展開になりました。

第六話「霊をつれて」

ラジオドラマ風稲川怪談。別名「鬼怒川に架かる橋」「絣の着物」。運転手のコウノさん、声が渋すぎます!コウノさんの「やめてくださいよ」の一言がこのお話しのハイライト!ロケ終わりにバイパスの料金所を間違えたり、東京にメチャ早く着いたことは、果たして霊を連れてきたことと関係あるのか!謎は深い…。

ANGEL COMING

Vol.1に続きインスト曲がラスト。ベースラインに注目!え、それだけ?

それじゃあまた。次の怪異でお会いしましょう。

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