【絶対買い】キン肉マンアニメのすべてがわかる!安心のサンエイムック大解剖シリーズを読んでアニメ最新作に備えよう!

こんにちは!アツコアツオです。

漫画家ゆでたまご先生を研究する「ゆでたまご研究所」へようこそ。

今回は、ついにアニメ化するキン肉マン新章『完璧超人始祖編』放送を記念して発売された雑誌、サンケイムック『完全保存版 キン肉マンアニメ大解剖』を紹介したいと思います!

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完全保存版 キン肉マンアニメ大解剖

はっきりいってキン肉マンマニアの方なら買い!

そして、当時キン肉マンアニメを楽しんでみていた方も買いでしょう!

安心のサンエイムッククオリティ!

キン肉マンアニメに先んじて、漫画版キン肉マンに関する『大解剖』を2種類も発売していたサンエイムックの大解剖シリーズをご存じの方なら、そのクオリティの高さをご存じのはず。

マニアなら初回版と新装版のどちらも押さえておきたい!

劇場版を含むキン肉マンアニメすべてを網羅する内容になっていますし、いつもハブられがちなテレビシリーズ第2部の「キン肉星王位争奪編」もしっかり触れられています。

『キン肉マンの交通安全』は未掲載ですが、まあ本編と関係ないからよいでしょう(笑)

amazonでは試し読みもできますので、チェックしてみてくださいね。

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それでは、各コンテンツを紹介していきましょう!

ポスターギャラリー

劇場版ポスターに紛れて、資料的価値が高いポスターも掲載されています。

営業用の宣伝ポスターが4枚ありますが、うれしいのは『王位争奪編』のポスターが3枚も掲載されていることですね。

先の「超キン肉マン展」でも展示していなかった激レアポスターです。

▼当ブログの「超キン肉マン展」記事はこちら

【全国展開決定】アニメ放送40周年記念イベント『超キン肉マン展』東京大会の詳細をレポート!
アニメ放送40周年記念、超キン肉マン展の紹介です。

テリーマン紹介では、ウエスタンラリアートが得意技のように書かれておりかなり違和感がありますが、そんな点も含めて資料価値が高い!

アナタが初めて目にするポスターもきっとあるはずでしょう!

キン肉マンキャラクター紹介

主要なキャラクターを、アニメ版の設定や得意技を交えて紹介しています。

特にオリジナル技が多めなキン肉マンやラーメンマンのアニオリ技を振り返るにはちょうどよい内容になっていますね。

あなたはラーメンマンの得意技「揚子江落とし」や「黄河滝登り」を知っていますか?(笑)

しっかり紹介されている超人は以下の通りです。

<正義超人>
・キン肉マン
・テリーマン
・ロビンマスク
・ラーメンマン/モンゴルマン
・ウォーズマン
・ブロッケンJr.
・リキシマン
・ジェロニモ
・プリンス・カメハメ

<悪魔超人>
・悪魔超人
・バッファローマン
・アトランティス
・ブラックホール
・ミスターカーメン
・ザ・魔雲天
・ステカセキング
・スプリングマン
・アシュラマン
・サンシャイン
・プラネットマン
・ザ・ニンジャ
・スニゲーター
・ジャンクマン

<完璧超人>
・ケンダマン
・スクリュー・キッド
・ビッグ・ザ・武道
・ネプチューンマン

<運命の5王子>
・キン肉マン スーパー・フェニックス
・キン肉マン ソルジャー(アタル)
・キン肉マン ゼブラ
・キン肉マン ビッグボディ
・キン肉マン ソルジャー(真)

その他キャラは小さいコマでまとめて紹介されていて、なぜかスマイルマンまで紹介されています。(アニメ版で活躍してましたっけ?)

それから、真ソルジャーチームの一員のうち1人が原作と異なっていたことは大きな発見でした(笑)

※原作ではブルドーザーマンですが、アニメ版ではジャンヌ・スティムボードのような人型の超人で、名前はついていないようです。

ギャグキャラ紹介

アニメ版キン肉マンの大きな特徴、それはシリアスな雰囲気を中和する楽しいギャグキャラクターたち。

見方によっては、彼らの存在はストーリーが進行しない横やり展開や、無意味な引き延ばしに感じる時もありましたが、低年齢層のこどもたちを惹きつける意味があったことも事実。

ここではご存じ中野さんや吉貝アナ、与作さんや五分刈り刑事にキン骨マン/イワオ/キン骨オババが紹介されています。

ストーリー紹介

アニメオリジナルエピソードのサイコー超人編と極悪超人編を含むテレビシリーズ第1部、劇場版全7作、そして第2部の王位争奪編をすべて網羅しています!

アニメオリジナルに登場するキャラクターをこれほどまでに詳しく解説した書籍が今まであったでしょうか…。

棺桶配達人のダーティ・バロンや夜霧のワイルドバクトなど、超人の二つ名もきっちり抑えてくれています(笑)。

個人的にはテレビシリーズ第1部が王位争奪編まで制作されなかった要因は、夢の超人タッグ編終盤の謎展開やアニオリ編がおもしろくなかったため…と考えていますが、やっぱりアニメオリジナルキャラはあまり魅力的な超人がいないですね…。なんか超人というより怪人という感じで。

改めて、ゆでたまご先生のキャラクター創作センスと、投稿超人というかたちでキン肉マンワールドを支えたファンたちにアッパレですね。

とにもかくにも、アニメ版キン肉マンのストーリーをおさらいするには最良の資料になるでしょう!

キン肉マン各話リスト

データで追いかけたい方には捗ること間違いなしな各話リスト。

初回放送日・サブタイトル・脚本/絵コンテ/演出/作画監督/美術のスタッフも網羅。

キン肉マンファンの間では神作画でお馴染みの王位争奪編「さらば貴公子ロビンの巻」は、このタイトルだけ羽山淳一氏が作画監督を手掛けていることに気づきます。神作画となにか因果関係がありそうですね。

コラム・小話

いくつか読みごたえがあるコラムが掲載されていますのでマニアは必読です!

黄金のマスクと銀のマスクの伝説

アニメ版設定のキン肉族の伝承や天上兄弟喧嘩の逸話がまとめられています。

アニメ版の設定のようですが、完璧超人始祖の登場によって明かされたゴールドマンとシルバーマンのエピソードからはどうしても矛盾する箇所がありますが、当時のアニメ設定として読めば知見が深まること間違いなし。

原作カラーとアニメカラーの謎

子供のころ、ロビンマスクやアシュラマンのカラーリングの差にびっくりした方も多いはず

私はアニメ先行だったため銀色のロビンマスクや水色のアシュラマンに衝撃を受けたのですが、キン肉マンにおけるキャラクターのカラー差は面白いトピックスですよね。

ここではゆでたまご先生がアニメ化当時のエピソードを披露してくれますが、キン肉マンリアルフィギュアでお馴染みのSpiceSeed社の鈴木氏も登場。

玩具メーカーからみた原作とアニメカラーの差をたっぷり語ってくれています。なんでも、原作カラー→アニメカラーに対応する際、必要に応じて造形を作り直しているんだとか。

本来は玩具商品にアニメカラーとうたう場合は東映アニメーションの許諾が必要なんだと思いますが、同社はそのあたりをクリアーにして、ちゃんと”アニメカラー”として販売していることに好感が持てますね。

王位争奪編 感動の名場面&名言集

王位争奪編はオリジナルキャラのコニタくんや中野さんを中心としたギャグパートもあるのですが、どちらかというとキン肉マンが追い込まれるシリアスな展開が続きますよね。

そんな中で、正義超人の友情やソルジャーチームの真・友情パワーやフェニックス戦でのロビンマスクの激白など、胸アツなシーンや名言もたくさんあります

ここではそれらのシーンをセリフと共に再現してくれていて、王位争奪戦シリーズのファンにはとにかくうれしいページでしょう!

キン肉マンアニメ面白さの秘密

ギャグアニメとしてのキン肉マンを語りつくすページもあります。

パロディやダジャレも多かったテレビシリーズ第1弾(ハリケーンミキサーを繰り出すバッファローマン、散髪してたもんなあ…)を中心に、その魅力を解説してくれています。

アニメスタッフインタビュー

大好評のうちに催事終了した超キン肉マン展の記事もありますが、そこで展示されていたアニメスタッフのインタビューが一部編集して掲載されています。

元東映アニメーションの田宮氏と元日本コロムビアの前山氏のインタビューですが、それぞれアニメ制作の舞台裏や、主題歌・そしてキン肉マンキャラソングができた背景など語ってくれています

それから、超キン肉マン展は2024年も開催されるらしいですよ…。

どこで、どんな内容で開催されるのか、今から楽しみですね!

最新キンケシコレクション

2016年からプレミアムバンダイやガシャポン実機で大復活を遂げたキンケシ。

本項ではガシャポンシリーズ1~20、ダイキャストシリーズ1~6、フルアクションシリーズ1と2、プレミアムバンダイのセットシリーズ1~14が網羅されています。

私のようにコレクションしてないものからするとこういう記事はすごく楽しいし、コレクションしている方にとってはチェックリストとして利用できますよね!

マニアからの要望

お世辞抜きでキン肉マンアニメのすべてを網羅している!といっても過言ではない中身に仕上がっていますが、その前提で贅沢をいわせてもらうと、こんな記事も読みたかったなあ…というリクエストも伝えておきたい。

原作:アニメのフィニッシュ技の差

原作キン肉マンとアニメキン肉マンでフィニッシュ技が変わっていることって結構ありますよね。

代表的なのが、第21回超人オリンピック決勝のフィニッシュ技がキン肉バスター→風林火山に変更されていることでしょうか。

そんな感じで原作とアニメの差異をもっと整理してくれればうれしかったですね。そんな観点で本書を読むと、あくまでアニメキン肉マンの特集であって、原作キン肉マンには触れている様子がない。

原作になると集英社絡みになって、いろいろ許諾が変わってくるなど理由があるのかも知れませんけどね。

セメントスと北海道の謎

原作にストーリーが追い付きそうだったための明らかな引き延ばし作戦だったんであろう、トーナメントマウンテンからのピラミッドリングとセメントスの登場。

引き延ばすことになったのは仕方ないとして、なぜこんな形式になったんだろうか…。その辺りに突っ込んでくれたならうれしかったなあ。

どうせこのあとにオリジナルエピソードをやることになるんだから、おかしな改変しなくてもよかったのに…。

アシュラマン戦省略の謎

テレビシリーズ第2部の王位争奪戦では、なぜかアシュラマンVSサタンクロスの一戦が省略されています

超ダイジェストで阿修羅ムゲンダイ落としが決まるシーンだけ紹介し、試合そのものはがっつりカット。名勝負といえるかどうかは人それぞれですけども、決勝戦のキン肉マンVSサタンクロスでアシュラマンは重要な役割を果たすわけで、サタンクロスの正体がサムソンティーチャーだったことをアシュラマンVSサタンクロスで描かなければならなかったんじゃないでしょうかね。

ザ・ニンジャファンには申し訳ないですけど、どちらかというとカットするならニンジャ戦ではないかと(笑)

というか、なぜアシュラマン戦が省略されたのかが知りたい…。これだけの大解剖をしてくれるんだから、これも突っ込んでくれたら、なお良かったなあ。

まとめ

いかがだったでしょうか?

信頼のサンエイムックの大解剖シリーズがまたやってくれました!キン肉マンファンなら必携の一冊であることは間違いありません

過去のアニメ版キン肉マンを振り返りながら、2024年に放送される最新アニメ完璧超人始祖編に備えましょう

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