こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。
金曜日は闘いのワンダーランド!
毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。
新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合を紹介します!
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1月6日は何の日?
今回は、1983年1月6日、新春黄金シリーズの後楽園ホールで行われたこの試合をテーマに考えてみることにしましょう!
先週に紹介しました坂口征二の試合同様、こんな試合あったの?&こんな外国人選手いたの?な一戦。木村健吾のシングルマッチを振り返ってみる機会もなかなかないものです。
木村の稲妻殺法は出るか?そして、ジェシー・ベンチュラとはどんな選手なのか?
ジェシー・ベンチュラ
前回紹介しましたワイルド・サモアンズ同様、私はジェシー・ベンチュラのことも知らなかったんです。プロレスファン歴が長いといっても、まだまだ若輩者で日々勉強ですね。
新日本プロレスワールドのアーカイブには今回の試合しかラインナップされていませんでしたが、WWF所属として1982年に初来日した際にはアントニオ猪木と対戦していることから、なかなか好待遇の日本デビューとなったようです。そして翌年の1983年には再来日し藤波辰爾や木村健吾と対戦するものの、以降は来日する機会に恵まれなかったようです。
Wikipediaによりますと、マイクパフォーマンスが上手くアメリカではスター選手に成長し、アメリカ流のプロレス解説者(実況と解説がおもしろかしく掛け合ったりするあのスタイルかな?)を経て政治家に転身、州知事に就任したようです。日本でのキャリアはぱっとしない経歴ですが、アメリカではWWE殿堂入りも果たしており、かなり活躍した選手のようですね。
試合内容
ジェシー・ベンチュラの風貌は、黒のタンクトップにサングラスとベレー帽、それにド派手でカラフルなロングタイツ。色白ハルク・ホーガンと地味なランディーサベージを足したようなビジュアル。すごくかっこいいんですが、帽子を脱いだ瞬間、ハゲているためか後楽園ホールどっと笑いが起きます。そういう意味でもハルク・ホーガンのビジュアルに似ていますね(失礼!)。
解説の櫻井氏は「今年は木村健吾に期待している」と盛り上げてくれますが、稲妻レッグラリアートはもとより、得意技を全く出すことが出来ず、ドロップキックやマーシャルアーツ仕込みのボディパンチで反撃するのが精いっぱい。
ベンチュラは怪力がウリのようで、ベアハッグからカナディアンバックブリーカーであっさり勝利。
ベンチュラはちょっとアメプロが過ぎるようで(かといってコミカルな要素もなく)日本ではハマらなかったようです。そもそもベンチュラの得意なマイクアピールなどが活かせない異国の地でブレイクするのは難しかったのかもしれません。確かに試合中はオーバーリアクションが多いように感じましたし、新日本プロレスではこのあとUWFの系統に分派していることも踏まえると、もしかしたら全日本プロレス向きの選手だったのかも。
それにしても、せっかく木村健吾の試合を見るんだったら、もっと稲妻殺法がみたかったなあ。稲妻レッグラリアート、今は引き継いでいる選手はいませんが、現代に復活したらどんな使い方になるのか、興味がありますね。スピードがあって蹴り技が得意なマスターワト選手など継承してみてはいかがでしょうか?
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