新日本プロレスワールド【NJPW今日は何の日】1980年12月29日:MSGで新日本プロレスのWWF遠征マッチ、坂口VSサモアン1号!

こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。

金曜日は闘いのワンダーランド!

毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。

普段は新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合をご紹介しているのですが、今日の12月30日は新日本プロレスワールドのアーカイブ試合がなかったため、1日前日の12月29日の試合を紹介したいと思います!

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12月29日は何の日?

今回は、1980年12月29日、アメリカはマジソンスクエアガーデンで行われたこの試合をテーマに考えてみることにしましょう!

新日本プロレスがWWF(現WWE)に遠征した試合ですね。その日はアントニオ猪木・坂口征二・藤波辰爾が試合に登場しましたが、今回はその中でも坂口の試合を取り上げましょう。

なぜ坂口って?今後取り上げることが少なそうなのでという理由です(笑)

不勉強で恐縮なのですが、坂口征二ベストバウトっていうのが浮かばなくって、この試合はどんな展開になったのか見てみようと思った次第です。

新日本プロレスワールドはたくさんのアーカイブがありますので、こうやってその日あった試合を追いかけていくと、普段は選ばないような未視聴の試合に出会えることがありますね。

ワイルド・サモアンズ

今回の坂口の対戦相手は、ワイルド・サモアンズの1号。

って個人的には「誰やねん」レスラーだったですが、調べてみると東サモア出身のアノアイ兄弟という実の兄弟レスラーのようで、1号はその兄のようですね。

Wikipediaによると、WWFタッグを獲得したこともあって、しかも2007年にはWWE殿堂入りしているとのこと。アメリカでは一定の認知度があるレスラーのようで、また2人新しいレスラー知識が増えました。

外見はや振る舞いは原住民ギミック。今の時代では許されないかもしれませんね(笑)アダモちゃん風といえばわかり易いでしょうか。(いや、アダモちゃんもそんな認知度高くないよ!)

試合内容

リング上には坂口征二とワイルド・サモアンズの2人。リング中央には天井からマイクがぶら下がっていて、懐かしのアメプロって感じ。ワイルド・サモアンズは張り手合戦でお互いに気合を入れています。

サモアンズの2選手は坂口の身長を打ち消すぐらいのデカさ。長身で体の厚みもある。試合が始まると2号の方はリングサイドに降りましたが、嫌な予感がしますね…。も、もしや試合中に入れ替わるのでは…。

1号はアイアンクローやショルダークローで坂口を攻め立てますが、互いに決定打がない中で、坂口のショルダータックルで吹っ飛んでしまい場外に転落します。

あ!ここで入れ替わるつもりか?っと思ったら、リングに上がった坂口に対して1号&2号が合体攻撃。てっきりリングサイドで入れ替わるのかと想像したんですけどね(笑)

袋叩きに合う坂口を救出するためにライオンマークTシャツの猪木が登場!ドロップキックでサモアンズを蹴散らすと観客はヒートアップ!改めて、猪木のプロレスに言葉は要らないなあ…と思わされました。

結果、サモアンズの反則負けとなりました。

その後のサモアンズ

この後、1981年の春にはサモアンズが来日し新日本プロレスに参戦しています。

今回の試合、新日本プロレスのアーカイブタイトルによると、本試合は新春プロレススペシャルって名前が付いていますから、正月のテレビ中継で放送し因縁を作る→翌春来日しタイトルマッチというその前の因縁作りっていう側面があったのかもしれないですね。

消化不良試合となりましたので、坂口征二のベストバウト探しはまだまだ続きそうです!

編集:週刊プロレス
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