こんにちは。野良プロレスコラムニストのアツコアツオです。
金曜日は闘いのワンダーランド!
毎週金曜日にお届けする『NJPW今日は何の日』のコーナーです。
新日本プロレスワールドのアーカイブにある過去の試合から、アツコアツオが独断と偏見で選んだ1試合を紹介します!
新日本プロレスワールドとは?
新日本プロレスの動画ストリーミングサービスで、大会の生中継・見逃し配信・過去の試合・オリジナルコンテンツetc…月額たった1,298円(WEB決済の場合)で楽しめちゃうすごいサービスです!
動画はパソコン・スマホ・タブレットなどのデジタルデバイスで見ることができ、Google chrome castなどがあれば大画面テレビにキャストして観ることも可能!
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アントニオ猪木名勝負セレクション
新日本プロレスワールドのリニューアルで過去の動画の多くが視聴できなくなってしまってから数か月…。
かなり多くの過去動画が復活してきてはいるのですが、せっかくなのでアントニオ猪木名勝負セレクションを続けていくことにしましょう!
(2025年2月28日現在、アントニオ猪木に関する試合動画は【163試合】存在します)※うち、アントニオ猪木と冠した試合も含みます。
↓
何かシステム変更の影響か、検索したワードの対象数がカウントできなくなりました…。すでに存在した動画が減っている様子はないですが、最新の本数情報をお伝え出来ないことご容赦ください!
私は現在進行形の新日本プロレスファンではあるのですが、ここにきてUWFや力道山に関する動画・書物を読み漁っております。そうすると、やはりアントニオ猪木というプロレス界における特異な存在を見逃せなくなってくるし、猪木が残した試合を介した多くの謎解きに挑戦したくなるものですよね。
1本でも多く過去の猪木動画がアップされることを祈って、これからも猪木ウォッチングを続けていきましょう。
というわけで、本日の試合はこちら。

お騒がせ男、北尾が再び新日本マットに襲来!
しかも平壌興行を終えたばかりのアントニオ猪木と越境タッグ!
さらに対戦相手は団体の枠を超えた盟友同士の長州&天龍と来たもんだ!
キャラが濃い四者四様が織りなすリング上…いったいどんな試合になったのでしょうか!?
競技者へのアレルギー
2025年8月現在、新日本プロレスには柔道ゴールドメダリスト、ウルフ・アロン選手の入団が決定し、早くも将来の活躍を嘱望されていますね。前代未聞のスーパーアスリート入団に色めきだっているファンも多いはず。
思えば、古くは大相撲の横綱であった北尾光司(四股名は双羽黒)や、柔道世界選手権チャンピオンの小川直也など、新日本プロレスに襲来したビッグネームたちの実績から、一抹の不安を感じなくもない。
古参ファンはいろんな意味で、そうしたガチンコ競技の実力者によるプロレス転向に対しては苦い経験があって、ウルフ選手が同じ轍を踏まないか心配している方も多いんじゃないかと思います(笑)
プロレスは闘いではあるのですが、同時に興行でもあるわけで観客動員や観戦者の満足度も重要。今日の切符を買ってもらったことで、それを未来の切符に繋げないといけない。そのあたりのスマートな考えや発想が求められるのが純粋な競技と異なるところですよね。
北尾の「あれから」
北尾と言えば(当時の)新日本プロレスの客層に合っていませんでしたし、エンタメ色全開のインパクトが強すぎて観客は白けていたようですし、以降の試合でもブーイングが飛ぶ有様でした。
さらには、民族差別発言や「八百長野郎!」が発言が鮮烈すぎて(Wikipediaが詳しいのでそちらを参照頂くとして)、新日本プロレスでは長州と揉め、移籍先のSWSでもジョン・テンタとシュートマッチを繰り広げ、高田にハイキックされたことでファンの留飲を下げたという…かなりナチュラルヒールな選手でしたね。
その後は武輝道場を立ち上げ(見方によってはドラゴンゲートの数あるルーツの一つと言えなくもない)、WARにも参戦しある程度通常のプロレスに順応していったように感じました。
以前、当ブログでも北尾のデビュー戦に触れていますのでよろしければどうぞ。
▼北尾デビュー戦の紹介はコチラ

そんな北尾が5年ぶりに新日本プロレス参戦!
相手は因縁浅からぬ長州&天龍だ!
ビッグネームそろい踏み
冒頭タキシードであいさつする猪木は「平壌にガウンを置いてきた」と言い、やおら着ていた衣装を脱ぎ始める謎の演出家。ケロちゃんのコールには赤いタオルを巻いて間に合わせる抜群の闘魂早着替え!
考えてみれば猪木&北尾というチームは超豪華。猪木からするとやっぱり北尾という素材(角界の実力者であるのは間違いない)を何とかしたい(更生させたいor利用したい)という思いがあったのかもしれませんが、それにしてもトンデモ級タッグチームです。
対戦相手の長州&天龍も越境ビッグネームですが、「よく北尾との対戦を受け入れたな」と懐の広さにびっくり。特に長州とは色々揉めまくっていたでしょうしね…。
試合展開
新日本プロレスデビュー当時のロックミュージシャン風とは全く異なる、空手風胴着を身にまとった北尾と長州のマッチアップでゴング。
ロックアップ開幕を狙う長州に対して真向に組み合わず、北尾はローキック連発で長州を寄せ付けずペースを握らせない。タッチして変わった天龍に対してもローキックをぶち込んでいき、いわゆるプロレスの流れを無視した攻めが続きます。元相撲取りとは思えないハンマーブローを繰り出したかと思えばチャランボの連打!
北尾のぶっきらぼうな攻めを仕方なく受け止めているような長州&天龍ですが、北尾は観客のフラストレーションが溜まらないよう短時間で猪木にタッチ。空気読んでるぞ!北尾!
中盤、マサ曰く「調子が悪い」長州に胴締めスリーパーを仕掛けていくが…バックドロップで切り返す!北尾の巨体がノッソリ浮くさまはまさに大怪獣バトル!
その隙に天龍にタッチ、ここからは試合の流れがスイッチしていくのが本来のプロレスかと思うのですが…セオリー無視の北尾はめげない!
膝蹴り連発から不格好な裏投げ!ド迫力な展開からいい流れだったのですが、マウントパンチを見舞うところで次の展開がない北尾。攻めあぐねる北尾の隙を突いて長州&天龍のストンピング連打!
たまらずカットする猪木は北尾に対してビンタで激励!
闘志に火が付いたような北尾は走りこんで…ローキック!
え!ランニングローキックなんて見たことないぞ!
一矢報いた北尾はここでスタスタとコーナーへ向かい…「いやあ、デヘヘ」という緊張感のない表情で猪木にタッチ。細かいところだけど、こういうところがダメなナチュラルにダメなんだよなあ…。
終盤、猪木は長州にダイビングニードロップ2発を投下、流れを変えたい長州は奇をてらった掟破りの逆延髄を見舞うも、すぐさま猪木から正調延髄斬りのお返し。確かに長州は精彩に欠く動き。う~ん、やっぱり猪木のフォームは美しい。
続いて仕掛けた卍固めを天龍にカットされたのをきっかけに試合が急展開。長州のラリアットを華麗に避けた猪木がチョークスリーパーで絞め落としてピン。
超豪華4選手の中で最後を締めたのはやっぱり猪木なのでした。
長州は調子が悪かったのか?
自己主張が強い4選手が集まった予測不能な大怪獣バトルといった試合でしたけど、北尾は猪木にずいぶん引っ張ってもらっているような試合でしたね。天龍は半歩下がった様子で試合の様子を見守っているという感じでした。
マサの言う通り、長州はずいぶんとコンディションが悪そうなのですが、どちらかというと北尾と噛み合ってなくて長州節が出なかったのではないでしょうか。
そして、結末を察したマサは「調子が悪かった」というエクスキューズを出したかったのではないか…。順当(?)にいけば北尾が負けるんでしょうけど、相手が猪木とはいえピンフォール負けですからね…。
お祭り感ある大物四人の試合、北尾の醸し出す独特のムードをドタドタっと一方的な攻めを中心に進行した感がありますが、猪木が締めるところ締めた試合になりました。
さあ、猪木のファイナルカウントダウンもいよいよエンディングに近づいてきました。引退試合まで紹介できる試合は残り数試合…。
引き続き猪木の闘魂をウォッチしていきましょう!
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今ではプロレスの試合はネット配信されていたり動画投稿サイトでみることができますが、それでもやっぱり過去のVHSやDVDにしか収録されていない試合があったりもします。
さらに、過去数十年にわたって膨大に存在するプロレス関連本の中には、選手の自伝やインタビューが掲載されているものがありますし、プロレス研究には欠かせませんよね。
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